出版社内容情報
《目次》
はじめに
第1章 警察の利権
第2章 二の足を踏む検察
第3章 法務省と現場
第4章 誰のための裁判所か
第5章 司法の再生を考える
おわりに
参考文献
《概要》
正義の実現をめざすべき警察、検察、法務省、裁判所が、与えられた権限を踏み越えて、国民の生活を侵害したり、自らの組織の利益や、私利私欲のために行動を取ることがある。癒着、天下り、裏金、文書の改竄・捏造、冤罪――。こうした腐敗は、知らぬうちに社会の基盤をも崩しかねない。強大な権力を持つ者こそ、自ら襟を正すべきではないか。
長年にわたって司法の現場をつぶさにみてきた著者が、「法の番人」が抱える課題について検討し、その解決策を探る。
内容説明
正義の実現をめざすべき警察、検察、法務省、裁判所が、与えられた権限を踏み越えて、国民の生活を侵害したり、自らの組織の利益や、私利私欲のために行動を取ることがある。癒着、天下り、裏金、文書の改鼠・捏造、冤罪―。こうした腐敗は、知らぬうちに社会の基盤をも崩しかねない。強大な権力を持つ者こそ、自ら襟を正すべきではないか。長年にわたって司法の現場をつぶさにみてきた著者が、「法の番人」が抱える課題について検討し、その解決策を探る。
目次
第1章 警察の利権(警察のマスコミを利用した印象操作によって;警察の利害;警察の裏金;恩恵に浴する警察官僚;天下りはパチンコ業界に留まらない)
第2章 二の足を踏む検察(検察官も一公務員なのか;調査活動費の闇;検察庁の「受難」とパラドックス)
第3章 法務省と現場(特異な特徴を持つ法務省;矯正の脆弱な基盤;保護観察所における逸脱行為)
第4章 誰のための裁判所か(裁判所は独立しているか;料亭司法/談合と癒着;裁判官の人事は公正か;好待遇の暮らしとは;裁判所が改善すべきこと)
第5章 司法の再生を考える(刑事司法とその再生策;国際的に尊敬される地位の確保)
著者等紹介
鮎川潤[アユカワジュン]
1952年愛知県生まれ。東京大学卒業。大阪大学大学院修士課程修了。関西学院大学名誉教授。専門は犯罪学、刑事政策、社会問題研究。南イリノイ大学フルブライト研究員、スウェーデン国立犯罪防止委員会、ケンブリッジ大学等の客員研究員、中国人民大学等への派遣教授、法務省法務総合研究所研究評価検討委員会委員等を務めた。博士(人間科学)。保護司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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