平凡社新書<br> 思考停止という病理―もはや「お任せ」の姿勢は通用しない

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平凡社新書
思考停止という病理―もはや「お任せ」の姿勢は通用しない

  • 榎本 博明【著】
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  • 平凡社(2023/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860283
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0211

出版社内容情報

教育の現場から政治・社会問題、歴史に至るまで、いかに日本の社会が思考停止に陥っているか。実例を交えながら検証し、思考停止に陥らないためにはどうすればいいかを考える。

内容説明

疑問を持たず、素直に従い、人を信じて疑わず、何でも「お任せ」にする習慣を私たちは身につけてきた。だが、グローバル化で人を疑うことを基本とする価値観が流入し、これまでのモラルを裏切るような犯罪も多発している。自らものごとを考え、判断し、行動しなければ、知らぬ間に、都合よく利用される恐れもあるのだ。教育から政治・社会問題に至るまで考察を深め、思考停止に陥る日本人に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 考えることを忘れた社会(成人年齢を引き下げることの愚;「記憶にございません」から何を汲み取るか ほか)
第2章 思考停止に陥りやすい日本人の心理(相手を信頼すべきで疑うのは失礼だ、と思う心理;相手の期待を裏切りたくない、という心理 ほか)
第3章 その根底に流れる教育のあり方(ますます深刻化する読解力の危機;「見ればわかる教材」の功罪 ほか)
第4章 権力者による愚民政策の一環か(どんな政策にも文句を言わない日本人;任せておけば大丈夫という時代ではなくなった ほか)
第5章 考える力を奪う教育からの脱却を(考える力を身につけるための知識・教養の吸収;読書習慣を促し、読解力・思考力を高める ほか)

著者等紹介

榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mazda

54
大学生の不読率を調べた結果を見ると、1990年で13.4%だったものが、2021年は50.5%となっているそうです。調査方法では、コミック、趣味、情報、教科書、参考書も読書に入っているので、読んでいると答えた49.5%の中にも、本当の意味で読書をしている学生はもっと少ないと思われます。読書と言語能力の関係は、心理学、教育学だけでなく脳画像からも証明されています。今後は人工知能が多くの仕事を代替していくと言われますが、唯一苦手としているのが読解力です。人間はそこで勝負する必要があると思いますが…。2023/11/06

よっち

36
疑問を持たず素直に従い、人を信じて疑わず何でも「お任せ」してきた私たち。教育から政治・社会問題に至るまで考察を深め、思考停止に陥る日本人に警鐘を鳴らす一冊。グローバル化で日本人とは真逆の「性悪説」を基本とする価値観が流入し、これまでのモラルを裏切るような犯罪も多発する状況において、このままでいいのか。よくよく考えれば首を傾げるようなことも何となく受け入れてしまっていないか、安直な思い込みで思考停止していないか、教育で学ぶ読解力の重要性や身近な事例も取り上げていて、やはり知識と思考力のバランスは大切ですね。2023/06/27

てつのすけ

30
知識偏重の教育から思考力を重視するという教育に変わり、思考することが減っている。たしかに、思考するためには、その前提となる知識がなければ、そもそも思考できない。このことに、本書を読むまで思いおよばなかった。残念ながら、自分自身がすでに思考停止していたようだ。2023/06/17

まゆまゆ

13
性善説が根底にある日本社会では、これまで他人まかせの「お任せ」が通用したが、性悪説が前提の諸外国の考え方が広まり、現代ではもはや通用しなくなってきた。過剰な注意書きやメディアの誘導によって、自分で考えて注意する習慣がなくなってしまったことを嘆く。2023/07/04

黒頭巾ちゃん

9
▼性善説のため相手依存となる▼空気で判断して思考停止▼読書量が減り思考停止。読書で様々な考えに触れることが大事▼授業欠席フォローなど思考停止させることが常態化している▼兎に角読書(古典よし)2023/06/25

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