平凡社新書<br> 瞽女の世界を旅する

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平凡社新書
瞽女の世界を旅する

  • 大山 眞人【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860245
  • NDC分類 384.38
  • Cコード C0239

出版社内容情報

瞽女とは、村々を門付けして歩く盲女の旅芸人をいう。江戸時代には各地に存在したが、戦後、地主の没落などで廃れていく。最盛期、上越高田には一七軒の瞽女屋敷があり、それぞれが組をつくり、越後や信州の村々へ喜捨の旅に出た。重い荷物を背負った不自由な道のりは大変過酷なものだったというが、今では失われてしまった「人の情け」が確かに存在していた。
「瞽女三部作」を著した著者が、今、あらためて、一年の大半を旅に過ごした瞽女の生き様を描き直す。


《目次》
序 高田瞽女とは
第一部 春を旅する
第一章 春を旅する
第二章 夏の旅
第三章 秋の旅から冬の旅へ
第四章 それぞれの旅路
第二部 取り憑かれてしまったわたしの体験記


《著者紹介》
1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家。おもな著書に『取締役宝くじ部長』『S病院老人病棟の仲間たち』(ともに文藝春秋)、『悪徳商法』(文春新書)、『昭和大相撲騒動記』『団地が死んでいく』『親を棄てる子どもたち』『「陸軍分列行進曲」とふたつの「君が代」』(以上、平凡社新書)、『宝くじ戦争』『スタインウェイ戦争』(共著、ともに洋泉社新書y)、『わたしは瞽女』『ある瞽女宿の没落』『高田瞽女最後』(以上、音楽之友社)などがある。

内容説明

瞽女とは、村々を門付けして歩く盲女の旅芸人をいう。江戸時代には各地に存在したが、戦後、地主の没落などで廃れていく。最盛期、上越高田には一七軒の瞽女屋敷があり、それぞれが組をつくり、越後や信州の村々へ喜捨の旅に出た。重い荷物を背負った不自由な道のりは大変過酷なものだったというが、今では失われてしまった「人の情け」が確かに存在していた。「瞽女三部作」を著した著者が、今、あらためて、一年の大半を旅に過ごした瞽女の生き様を描き直す。

目次

第1部 季節ごとの旅(春を旅する;夏の旅;秋の旅から冬の旅へ;それぞれの旅路)
第2部 取り憑かれてしまったわたしの体験記(昭和五三年終戦の日、わたしは高田駅に降り立った;「わたしは白鳥になりたい」;シズに白鳥になることをすすめたわたし;生まれつき盲目のシズの思い;同年、冬に再訪する ほか)

著者等紹介

大山眞人[オオヤママヒト]
1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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活字スキー

20
【目の不自由なもんは、目の不自由な商売してりゃ、人は情けをくんなして、それでいいんだよ】江戸時代から続くといわれる瞽女の暮らしを長年取材してきた著者の集大成……というより語り納めのようなもの。終戦期の混乱や高度経済成長の影にあった、やがて消えゆく歴史。人の世で生きることの厳しさと優しさの交わり。時代は流れ、人も社会も否応なく変わってゆく。【わたしらの世界には、わたしらにしか通じない世界というもんがあるんだよ】2023/05/29

4fdo4

15
盲目の旅芸人【瞽女】。そのルポルタージュ。彼女たちの結束と規律、訪問先での情けや苦悩。よくここまで調べ聞き取った。すごい本を読んだ。戦後の農地改革によって彼女らを歓待する豪農が消滅。そして彼女らの旅もあっという間に成り立たなくなる。第二部の著者の体験記に何とも言えぬ複雑な気持ちになった。切ないともやりきれないとも。何て言うのだろう、この読了後の気持ちは。2023/08/31

パパ

2
盲目の女性が生活の糧を得るために唄を披露しながら旅をする瞽女。その世界を20年以上前に亡くなられた瞽女たちに取材してつれづれなるままに書き綴ったノンフィクション。高田瞽女は一座をつくり新潟県内や長野県の大地主をまわり、喜捨を受けて生計を立てていた。 喜捨や掟といった一見すると非合理的なものが誰も取り残さない社会を作っていたのだと感じる。現代が効率主義や合理主義で失ったものがそこにある。現代が無くしたものを取り戻す動きがSDGsなんだ。2023/05/04

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