平凡社新書<br> 日露戦争の時代―日本文化の転換点

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平凡社新書
日露戦争の時代―日本文化の転換点

  • 鈴木 貞美【著】
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  • 平凡社(2023/01発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 360p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860214
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日露戦争勃発以前から大正時代にかけての複雑な情勢下にあった日本は、文化が大きく変容を遂げる時期でもあった。文学・思想など様々な視点から、その変容を総合的に描き出す。


《目次》
序 章 二〇世紀日本の進路を決めた戦さ
第一章 日露関係、前史
第二章 文化ナショナリズム、その複合的展開
第三章 日本の生命主義、その出発
第四章 日露戦争へ
第五章 日露開戦から韓国併合まで
第六章 明治の終焉と大正デモクラシー
第七章 修養と情緒耽美
第八章 日本の人文学─ その出発
第九章 西田幾多郎『善の研究』のことなど


《著者紹介》
1947年山口県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授。著書に『「生命」で読む日本近代』(NHKブックス)、『日本人の自然観』『『死者の書』の謎』『歴史と生命─西田幾多郎の苦闘』(以上、作品社)、『日本の文化ナショナリズム』『戦後思想は日本を読みそこねてきた』『日本語の「常識」を問う』『入門 日本近現代文芸史』『日記で読む日本文化史』『満洲国』(以上、平凡社新書)、『日本人の生命観』(中公新書)、『自由の壁』(集英社新書)などがある。

内容説明

二〇世紀への転換期、国際情勢は列強間に戦争が勃発する予感をはらんでいた。大英帝国とロシア帝国の対立、ロシアの南下政策など、日本の社会はかつてない国家的緊張に包まれた。明治終焉期に高まる文化ナショナリズムがもたらした、日本文化の変容を総合的に俯瞰する。政治・軍事・社会の相互連関を解く、日露戦争前後の総合文化史。

目次

序章 二〇世紀日本の進路を決めた戦さ
第1章 日露関係、前史
第2章 文化ナショナリズム、その複合的展開
第3章 日本の生命主義、その出発
第4章 日露戦争へ
第5章 日露開戦から韓国併合まで
第6章 明治の終焉と大正デモクラシー
第7章 修養と情緒耽美
第8章 日本の人文学―その出発
第9章 西田幾多郎『善の研究』のことなど

著者等紹介

鈴木貞美[スズキサダミ]
1947年山口県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

111
国家意識など皆無の江戸時代から、いきなり欧米の法制や思想を導入した明治日本は、鴎外風にいえば「普請中」が長く続いた。そんな世の方向性を示そうと文化ナショナリズムや生命主義など様々な主張が唱えられたが、どれも一本化できず混沌とした世相に藤村操の自死に象徴される先の見えない不安が募っていく。そこで国際情勢の緊迫化から発生した日露戦争がすべての不満や苛立ちを吸収し、世界の列強に伍するという夢を国民に与えたのだ。その影響は人文科学のみならず理系学問や哲学にも及び、大日本帝国の国民性を決定づけた過程を論証していく。2023/04/15

skunk_c

66
著者の『満洲国』が面白かったので手に取ったが、期待以上の内容だった。日露戦争を中核に据えた歴史的記述を縦糸にして、江戸期から大正・昭和初期までの思想や文化がどのように織りなされていったかを、多くの史料とともに論じていく。この時人文系に限らず、理学系の関わりをしっかり押えているのがこの著者ならでは。博覧強記もさることながら、そこに哲学的な筋を通そうとしているのが最後の西田幾多郎『善の研究』への踏み込みと思う。こうした立体的な歴史記述は、一方で安直な紋切り型の歴史説明への批判的視点を与えてくれる。お薦め。2023/03/26

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