平凡社新書<br> 山のリスクとどう向き合うか―山岳遭難の「今」と対処の仕方

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平凡社新書
山のリスクとどう向き合うか―山岳遭難の「今」と対処の仕方

  • 羽根田 治【著】
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  • 平凡社(2023/01発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860207
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0275

出版社内容情報

二〇一〇年以降、とくに目立つようになったのが、道迷い、疲労や体調不良、装備・技量不足による山の遭難である。そこに共通しているのは登山に対する?認識の甘さ?だ。スマホやSNSの普及が山登りを身近にした一方で、自分の行動に自覚と責任を持てない人が増える傾向にある。登山が多様化・レジャー化するなかで、山岳遭難にどう対処すべきか。近年に特徴的な遭難事例や進む対策を紹介し、安易な山登りに警鐘を鳴らす。


《目次》
はじめに
第1章 二〇一〇年以降に起きたおもな遭難事故
第2章 自然災害と山登り
第3章 進化する遭難対策
第4章 登山の自己責任について
第5章 コロナ禍で登山が変わった
あとがき


《著者紹介》
1961年埼玉県生まれ。ノンフィクションライター。長野県山岳遭難防止アドバイザー。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌「山と溪谷」「岳人」などで発表する一方、自然、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続けている。おもな著書に『ドキュメント 生還』『ドキュメント 道迷い遭難』『野外毒本』『人を襲うクマ』(以上、山と溪谷社)、『山の遭難――あなたの山登りは大丈夫か』(平凡社新書)、『山はおそろしい――必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)などがある。

内容説明

二〇一〇年以降、とくに目立つようになったのが、道迷い、疲労や体調不良、装備・技量不足による山の遭難である。そこに共通しているのは登山に対する“認識の甘さ”だ。スマホやSNSの普及が山登りを身近にした一方で、自分の行動に自覚と責任を持てない人が増える傾向にある。登山が多様化・レジャー化するなかで、山岳遭難にどう対処すべきか。近年に特徴的な遭難事例や進む対策を紹介し、安易な山登りに警鐘を鳴らす。

目次

第1章 二〇一〇年以降に起きたおもな遭難事故(四件も続いた負の連鎖;日高山系で相次ぐ沢の事故 ほか)
第2章 自然災害と山登り(東日本大震災;北アルプス南部の群発地震 ほか)
第3章 進化する遭難対策(長野県の新たな取り組み;「登山届」のデジタル化 ほか)
第4章 登山の自己責任について(原則、登山は自己責任だが…;自己責任だから遭難者を助ける必要はない? ほか)
第5章 コロナ禍で登山が変わった(新型コロナウイルスのはじまり;不要不急の外出、登山は自粛せよ ほか)

著者等紹介

羽根田治[ハネダオサム]
1961年埼玉県生まれ。ノンフィクションライター。長野県山岳遭難防止アドバイザー。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌「山と溪谷」「岳人」などで発表する一方、自然、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

56
筆者の著作はほぼ読んできた。一押しの山の入門、常識知識本と思っている。登山歴、僅か15年強、今でも仕事して家事をして、何より生きている。骨折、遭難をかろうじて免れて来たからこそ。しかし、登山は【死を前提としたスポーツ】と昔読んだ本に有った一語を忘れない。2010年からの実例をもとに検証、分析、解説をした内容は一言一句、見逃せぬ重みを感じる。山行移動途中の車内で読んだ事もあり、あらためて身が引き締まる。SNS,コロナは登山の内容に良しも悪しも変容を促した。更に気候変動、動物生態・・特に山に入る人種❔の変容も2023/03/28

NADIA

39
2010年以降の山岳遭難事故が数多く紹介されている。特にコロナ以降は、近場の低山での遭難者が増えているとのこと。三密の閉塞感を紛らわすために日帰りできる(だろう)山に人気が集中したのは容易に推測できる。しかし(その辺の)低山は、登山で人気の山ほど登山道も整備されておらず、道迷いしたり、運動不足からの体力不足でケガをしたり途中で動けなくなったりと救助要請する人が増えたんだね。低くても山は山。舐めてはいけないね。千葉県の鋸山で、もう嫌だ!!と思った私は絶対に舐めないけどね。私にとって、山は見るものだ。2023/03/30

Nao Funasoko

22
半分は事故事例紹介。残りはデジタル化とコロナ禍で変化してきた現在の登山環境や遭難対策への言及。 個人的にはハイキング程度の山しか歩かないし、軟弱者なのでちょっとでも天気予報が悪ければ下界で酒飲んでるタイプなので心配ないと思いつつ、その油断がいけないんだよな自省する。事実、紹介されている「日本一道迷いしやすい登山道2022」ベスト5のうち3カ所は自身も歩いてる飯能アルプスだった。これは驚き。 2023/02/09

roatsu

15
遭難事例紹介は、顛末と教訓に関し、怖いもの見たさの冷やかしではなく登山者であれば本当に明日は我が身の心構えで読んでおくべき。甘く見ている者ほど確実に事故る。紹介され尽くした過去の有名事例に加え、直近数年の事例も収録されて役立つ。2章以降は大震災を皮切りにこの10年強の登山を取り巻く諸々の環境・社会情勢変化を踏まえた考察。見解や書き方にクセはあるが網羅的に登山を取り巻く環境変化に言及し意義深いと思う。登山SNS、地図アプリの隆盛やココヘリなどITを駆使した新ソリューションは画期的ではあるが、根本的な問題とし2023/02/19

CTC

13
23年1月平凡社新書。著者は『ドキュメント〜』シリーズの羽根田治氏。著者の本に初めて不満足である。いつものように、遭難事例に対して事実把握に基づき、原因や対策、教訓などを真摯に導いていくようなつくりにはなっておらず、「おもな遭難事故を振り返るとともに、ここ10年ほどの登山事情について検証」するというのだが…新書250頁足らずの紙幅でそれをすれば、こんな事があったよねと単純な羅列になるしかない。抑揚ない事実の提示に(そんなものはネットでいくらでも読める)、晩年の津本陽の歴史小説を思い出した(苦笑)。2023/05/24

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