出版社内容情報
生殖補助医療、遺伝子検査、ゲノム編集、再生医療、安楽死……。先端医療の発展により生老病死のあり方が大きく変化し、現在進行形でさまざまな倫理的問題が生まれている。自分たちのこととして問題に向き合うためには? 「何を問えばいいのかをきちんと知ることがだいじ」と説く著者が基本的なことがらを網羅し、議論の基盤を提供する。
生命倫理・科学論の第一人者と考える正しい問いかけから政策立案まで。
内容説明
生殖補助医療、遺伝子検査、ゲノム編集、再生医療、安楽死…。先端医療の発展により生老病死のあり方が大きく変化し、現在進行形で様々な倫理的問題が生まれている。自分たちのこととして問題に向か合うためには?「何を問えばいいのかをきちんと知ることがだいじ」と説く著者が基本的なことがらを網羅し、議論の基盤を提供する。生命倫理・科学論の第一人者と考える正しい問いかけから政策立案まで。
目次
第1章 生―新しい命をどう迎えるか(人はいつ生まれるか―体外受精がもたらした新しい悩み;もう少しくわしく―宗教による違いと日本人の生命観 ほか)
第2章 病―先端医療の明暗(臓器移植が抱える業(1)―脳死移植vs生体移植
もう少しくわしく―生体移植をどう規制したらいいか ほか)
第3章 世のため人のため…?―医学研究と私たちとの関わり(実験台になる―医療技術開発の当事者として;もう少しくわしく―人間を実験台にするのは学問の自由? ほか)
第4章 老と死とその先―人生の終わりと送り(老いは病か、老化防止は医療か;延命治療中止という選択―日本とフランスの例から考える ほか)
第5章 問いかけに答えるために(自分で決められるためには―インフォームド・コンセントは何のため?;宗教の影響をどう考えるか ほか)
著者等紹介
〓島次郎[ヌデシマジロウ]
1960年横浜生まれ。東京大学文学部卒。同大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。専門は生命倫理、科学技術文明論。三菱化学生命科学研究所主任研究員、自治医科大学客員研究員、東京財団研究員などを経て、生命倫理政策研究会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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