平凡社新書<br> 経済学者はこう考えてきた―古典からのアプローチ

個数:
電子版価格
¥814
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社新書
経済学者はこう考えてきた―古典からのアプローチ

  • 根井 雅弘【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 平凡社(2018/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年04月26日 10時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858938
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0233

出版社内容情報

資本主義とは何か、学問としての経済学の変遷、偉大な経済学者の思想や学説の違いなど、経済思想史家の立場から経済学の初歩を説く。

はしがき
第一章 資本主義とは何か
一 疎外された労働──マルクス
二 有効需要の原理──ケインズ
三 隷属への道──ハイエク
コラム:? マルクスをとるかケインズをとるか/? ハイエクのイメージ
第二章 経済学はどのように教育されてきたか
一 サムエルソン『経済学』の登場
二 教科書にみる現代経済学の変遷
三 現代経済学の新潮流
コラム:? 数学の経済学部カリキュラムへの導入/? サムエルソン『経済学』の時代
第三章 教科書に馴染まなかった人たち
一 誤解されるシュンペーター
二 大衆に愛されたガルブレイス
三 金融危機のたびに思い出されるミンスキー
コラム:? 日本人とシュンペーター/? ミンスキー・モーメント
第四章 経済学者の思考法を比較する
一 マーシャルとワルラス
二 ケインズとカレツキ
三 シュンペーターとケインズ
コラム:? マーシャリアン・クロス/? カレツキ・ルネサンス
第五章 自伝を読む
一 ワルラスの自伝
二 ミルの自伝
三 ロビンズの自伝
コラム:? 日本人経済学者の自伝/? 評伝の経済学

付録:読書案内
誰にも当てはまる読書スタイルはない/自分にとっての「名著」をつくる/読書の幅を広げる/外国の歴史を学ぶ/インターネットを活用する


根井 雅弘[ネイ マサヒロ]
著・文・その他

内容説明

マルクスの『資本論』は、資本主義崩壊の論理を解明し、ケインズの『雇用、利子および貨幣の一般理論』は、マクロの経済安定を図る「有効需要の原理」を確立した。制度化された現代の経済学教育では、こうした古典的な考えは重視されない。しかし今でも、経済危機が訪れるたびに過去に解を求めるのは、時代を画した優れた経済理論の根底には必ず、確たる思想があるからだろう。経済学の古典的名著から学ぶ意義は、現代においても、決して色あせることはない!

目次

第1章 資本主義とは何か(疎外された労働―マルクス;有効需要の原理―ケインズ;隷属への道―ハイエク)
第2章 経済学はどのように教育されてきたか(サムエルソン『経済学』の登場;教科書にみる現代経済学の変遷;現代経済学の新潮流)
第3章 教科書に馴染まなかった人たち(誤解されるシュンペーター;大衆に愛されたガルブレイス;金融危機のたびに思い出されるミンスキー)
第4章 経済学者の思考法を比較する(マーシャルとワルラス;ケインズとカレツキ;シュンペーターとケインズ)
第5章 自伝を読む(ワルラスの自伝;ミルの自伝;ロビンズの自伝)
付録 読書案内

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
根井さんの経済学関連の本は気軽に読めて私の老いた頭のリフレッシュになります。参考文献など数多く書かれていていくつか読んだことがあるものも多いのですがそのうち読もうという本もあったりで参考になります。根井さんも若い頃は結構数学の本も読んでおられたようで、純粋に経済学史のみではないということもわかりました。若干不満なのはドイツの社会学者は肌に合わないということでフランスの社会学者を挙げておられることが多いことです。マックス・ウェーヴァーなどについてのご意見が知りたい気持ちです。2019/09/30

おせきはん

11
最近、経済学の中では、データに基づき分析する計量経済学の重みが増していて、経済学から理念をあまり感じなくなっていましたが、経済学の歴史をたどることで、経済学が机上の学問ではなく、社会の問題を解決しようとする生活に密着した理念を持った学問であることを再認識できました。2018/11/29

さっとん

9
経済学者は異端・正統を問わず、現実の経済の観察から様々な理論を提唱してきた。しかし、正統派の経済学は数式の展開に夢中になるあまり、前提が変化・変更されることを考慮に入れず、この道こそが正しいのだと踏ん反り返ってしまった面がある。異端とされる経済学はより実際の経済の観察を元に構築された理論も多く、そのエッセンスを幅広く狩猟していくのは今後の経済研究者にとって必須になるだろう。2019/09/17

ドクターK(仮)

7
主要な経済学者の思想や学説を説明するだけの入門書とは異なり、経済学がどのように教えられてきたかという歴史的変遷を辿りつつ、そうした教育プログラム化の中で削ぎ落とされていった異端とも言える経済学者やその思想を紹介することで、経済学を多角的な視点から捉えられる内容になっている。2019/01/22

つか

2
経済思想史の全体像を大まかに把握することができた。ガルブレイスとシュンペーターの思想は、現代的で特に印象に残っている。2019/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13150164
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。