平凡社新書<br> 漢字とカタカナとひらがな―日本語表記の歴史

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平凡社新書
漢字とカタカナとひらがな―日本語表記の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858563
  • NDC分類 811
  • Cコード C0281

出版社内容情報

日本語には正書法がない。漢字・カタカナ・ひらがなの文字をもつ多様な書き方の選択肢をもつ。歴史をたどり、その意味を問う。

序章 現代日本語表記の多様性
変わる言語景観/現代日本語表記のデフォルト
歴史的にとらえるということ/日本語表記史を概観する

第一章 漢字との出会い
日本語はいつ頃漢字と出会ったか?/日本語と出会った中国語
法隆寺金堂薬師如来像光背銘/墨書された漢字/漢字の字体
地下から発見される漢字──木簡に書かれた漢字

第二章 漢字で日本語を書く
上野国山ノ上碑/太安万侶は『古事記』を四苦八苦して書いたのか?
『古事記』はよめるか?/『万葉集』の多様性/漢字から仮名へ

第三章 仮名の発生
発生の場/平仮名発生の頃/紀貫之が書いた『土左日記』
仮名がうまれても漢字を捨てなかったのはなぜか?
第四章 漢字と仮名
和語を漢字で書く/『源氏物語』を定点として書きかたを探る
『平家物語』を定点として書きかたを探る/片仮名と表音性

第五章 漢字と平仮名・片仮名の併用
手書き+印刷の時代/人情本の「工夫」/書きことばに浸潤する話しことば
平仮名と片仮名との役割分担/口語訳された『古今和歌集』
楷書体が支える漢字文字概念/語の壮大な旅/三つの漢楚軍談

第六章 明治時代 多様な表記の時代
明治十五年頃のデフォルト/二つの『花柳春話』/明治の回覧雑誌
二冊のボール表紙本/国語辞書の表記体

第七章 これからの日本語表記

あとがき



今野 真二[コンノ シンジ]
著・文・その他

内容説明

日本語に正書法はない。漢字を受容し、カタカナとひらがなを生み出した日本語は、多様な書きかたの選択肢をもってきた。いつ、どんな言葉を、どんな文字の組み合わせで書いてきたか。その歴史をとらえる。

目次

序章 現代日本語表記の多様性
第1章 漢字との出会い
第2章 漢字で日本語を書く
第3章 仮名の発生
第4章 漢字と仮名
第5章 漢字と平仮名・片仮名の併用
第6章 明治時代多様な表記の時代
第7章 これからの日本語表記

著者等紹介

今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。清泉女子大学教授。専攻は日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

32
「面白い、凄い、に単純化できないことが沢山ある。そうしたことの味わい深さを感じてもらいたい。」と言われても、小ネタ好きの私は細かな所に目が行ってしまいます。片仮名の「ウ」が「宇」のウ冠を取ったどうして分かるのか?明治6年刊行小学読本は漢字平仮名交じりで書かれ、寺子屋の教科書よりも簡単な内容だった。その30年後にできた第一期国定教科書は片仮名のみと更に簡単になった。 何にせよ、漢字廃止論が実現されなくて本当によかった。2022/04/14

28
「近時、この『歴史』あるいは『連続』という感覚が希薄になっているのではないか」(あとがきより)。なかなか難しかったけど、現代人としてのバイアスを徹底的に排し、時代時代をフラットな視点で観察しようとする真摯な態度はすごく伝わってくる。2022/06/13

びっぐすとん

15
108円本。以前誰かのエッセイで「フィンランド語の正書法が難しい」とあり、「正書法って何?日本語では聞いたことがない」と思っていたら、日本語にはそもそも正書法が無かったのね。「はな(flower)」は花でもはなでもハナでも正解だから。現代人の感覚では漢字かな混じり文が当たり前過ぎて、漢字だけ、仮名だけの文章なんて読みにくいばかりだが、今の形になるまでの変遷がわかった。明治や戦後の漢字廃止論が実現しなかったのも日本人が漢字を拾い読みしながら全体を把握しているからではないだろうか?(私はその傾向が高い)2019/09/01

活字の旅遊人

12
序章がかなり哲学的で、難解に思えた。また、現代人には、前半の漢文嵐も馴染みにくいと感じた。でも、漢字廃止論までいかない、穏健な日本語論は安心できる。この著者をしばらく追ってみよう。幸い、沢山一般書がありそう。2020/11/17

イボンヌ

11
副題にあるように、日本語の表記の部分についての歴史がテーマです。話し言葉ではなく。漢字が入って来た五世紀から仮名が生まれるまでは漢字のみですし、明治頃までは漢字と片仮名表記なんてすねぇ。 そして縄文時代は文字が無かった。大陸や半島からの渡来人がもたらしたのでしょう。2018/02/22

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