平凡社新書<br> 下山の時代を生きる

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平凡社新書
下山の時代を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858419
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「下山の時代」にあって、日本人はいかに生きるべきか。言語学の泰斗と多方面で活躍する劇作家が今の時代に求められる思想を説く。

《目次》
まえがき 平田オリザ

第一章 いま求められる日本式の思考スタイル
「現代口語演劇理論」はいかに生まれたか/いまの地球に必要な日本式の思考スタイル
世界に広めたい「タタミゼ」効果/語尾で情感が伝わる日本語/会話と対話の違い
恵まれた歴史ゆえの日本の弱み/「言いつけ外交」とその裏返し

第二章 新たな武器としての言葉
欧米輸入型の学問からの脱却を/人の悪口を聞くことが増えてきた
外国語を学ぶ理由/文化と教育は百年先を見据えた国家戦略を
日本の繁栄は運がよかっただけ

第三章 「登山の時代」から「下山の時代」へ
「登山の時代」は終わった/「循環の思想」が世界で求められている
島でなければできない「発酵」/国は地方自治体に学べ/地球全体を考える
エリート教育も必要/二〇二〇年の教育大改革/まちづくりの成功のカギは
期間限定の「凍憲」を/イエス・ノーに気をつける/語学教育は異文化教育
目的のない教養主義はダメ/子どもが面白がる教育を

第四章 下った先に見える風景
豊かさは度を過ぎると毒になる/人口が減ることを真面目に議論しよう
欧米の日本文化の受け止め方/しんがりのリーダー論
「地球市民」の感覚を持ちつつ鎖国する/地救原理主義とは
大自然を前に無力な人間/「問題解決能力」より「問題発見能力」
ビオスとゾーエー/地球規模の憲法とは/お節介なアメリカ人
下り列車の先の未来

あとがき 鈴木孝夫


鈴木 孝夫[スズキ タカオ]
著・文・その他

平田 オリザ[ヒラタ オリザ]
著・文・その他

内容説明

大きな経済成長も望めない「下山の時代」に、日本と日本人はいかに生きるべきか。言語学の泰斗と多方面で活躍する劇作家が混迷を深める今こそ求められる哲学を語り合う。今の地球に必要な日本式の思考スタイルとは。そして下山の先に何が見えるのか。人口減少、低成長時代において、混迷を打ち破る究極のヒント。

目次

第1章 いま求められる日本式の思考スタイル(「現代口語演劇理論」はいかに生まれたか;いまの地球に必要な日本式の思考スタイル ほか)
第2章 新たな武器としての言葉(欧米輸入型の学問からの脱却を;人の悪口を聞くことが増えてきた ほか)
第3章 「登山の時代」から「下山の時代」へ(「登山の時代」は終わった;「循環の思想」が世界で求められている ほか)
第4章 下った先に見える風景(豊かさは度を過ぎると毒になる;人口が減ることを真面目に議論しよう ほか)

著者等紹介

鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926年東京生まれ。慶応義塾大学名誉教授。専攻は言語社会学

平田オリザ[ヒラタオリザ]
1962年東京生まれ。大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在は大阪大学CO・デザインセンター特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

15
平凡社新書。2017年初版。言語学者と演劇人による、対談集。人口減少、高齢化社会により、右肩上がりの経済成長なぞ望むべくも無い時代をいかにしてにそろそろと下山するかに、焦点を当てます。日本は戦争に関しても負け方というもの知らない。損益分岐点を考えて武器なり弾薬が無くなればやればやるほど損をするのでそこで降参できるが、日本はやる以上は最後までで、捕虜になるのは恥ずかしい、死ぬまでやれ。となる、政治もお粗末で何よりも経済政策(生活を楽に!)して貰いたいのに、防衛費だの増税だの何考えてんの?首が締まるばかり。2023/06/11

spike

3
なかなか軽妙な会話の対談で読みやすかった。平田オリザは、ほかの本でも出てくる話が多かったけど。2017/11/10

マウンテンゴリラ

3
下山の時代だからこそ見えてくる、本来の日本の素晴らしさの再発見、また根拠の無い傲り高ぶり、例えば西洋的近代文明を他の東洋諸国に先駆けて達成したことによる日本人の優秀性などへの反省のすすめとも読める。論点が明確で分かりやすく、両著者のお互いへのリスペクトがよく顕れており、読んでいて気持ちのよくなる対談本であった。西洋文明の限界を越え、東洋の多様性、寛容性を発信することによってそれに融合させる。そのような役割を担って行ける日本人が多く世界に出て行くことを期待したい。2017/08/31

よし

2
ことばと文化の鈴木氏と 演劇論の平田オリザ氏の二人の対談はとても興味深く面白かった。 英語一辺倒の教育ではなく 異文化 総合交流 を目指すその指摘はとても鋭い。 二人の作品をもう一度読み返して深めてみたくなった。 2018/03/29

Yasushi I

2
日本は経済の成熟、人口の減少が続いているが、地球規模では人口の爆発的増加により消費が拡大し続けている。限りある資源をどう継続的に維持していくのか、その時に日本人としての果たせる役割があるはずである。内田樹の日本辺境論に通じる、日本人が国際社会で短所としてきた奥ゆかしさや協調性を見直そうという発想は共感できる。人口減少は避けられないが、過剰に悲観するのではなく、適切な規模と慎ましい暮らしを目指すことの大切さを教えられた。2017/05/30

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