平凡社新書<br> 同時通訳はやめられない

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平凡社新書
同時通訳はやめられない

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858228
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0280

出版社内容情報

機械のように右から左へと言葉を変換していると思われがちな同時通訳者。その知られざる世界、格闘する日々をユーモラスに描く。

まえがき──同時通訳は職人+アスリート 

? 同時通訳うちあけ話
華やかに見えますか? 
株価も色気かと思いつつ…… 
「資料が命」の仕事です 
「知的お得感」を求めて 
同時通訳は“人間離れ”している? 
飛び込んで、知る悦び 
テロと私 
インフルエンザの誘惑 
エージェントのコーディネーター 
憧れのヨーヨー・マがすぐそばに 

? 同時通訳が見た世界と日本
グローバリゼーションは終わった!? 
「アンダー・コントロール」と「トラスト・ミー」 
ケニヤ大統領の都内視察に同行 
ちょっと微妙な香港 
「おいしいoishii」を国際語に!
Wow ! 感いっぱいのインド 
インド人に比べて日本人は幸せ? 
固有名詞にご用心 
スウェーデンの社会保障に学ぶ 
“親日”に甘えてはいけない 
日本ラグビーにしびれる 
日本人の英語も、Cool ! 
コミュニケーションにおける論理と感情 
誤訳のメッセージ性と真実 
オバマ大統領にオマージュ 
あとがき──ご案内の旅を終えるにあたって 
参考文献・資料


袖川 裕美[ソデカワ ヒロミ]
著・文・その他

内容説明

右から左へ機械のごとく言葉を変換できると思われがちな同時通訳者。だが、話はそう単純ではない。のしかかるプレッシャーの中で、専門的な話を専門家でない者が仲介するという無理をするのがこの仕事。ひたすら日々の研鑽と経験で技が磨かれる職人とアスリートを合わせたような職業だ。異なる言語を行き来することで見える世界、表には見えない日々の格闘をユーモラスに描く。

目次

1 同時通訳うちあけ話(華やかに見えますか?;株価も色気かと思いつつ…;「資料が命」の仕事です;「知的お得感」を求めて;同時通訳は“人間離れ”している? ほか)
2 同時通訳が見た世界と日本(グローバリゼーションは終わった!?;「アンダー・コントロール」と「トラスト・ミー」;ケニヤ大統領の都内視察に同行;ちょっと微妙な香港;「おいしい oishii」を国際語に! ほか)

著者等紹介

袖川裕美[ソデカワヒロミ]
同時通訳者。東京外国語大学フランス語学科卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)修士課程修了。1996年から4年間、BBCワールドサービス(ロンドン)で放送通訳を務める。帰国後は、NHK・BS、BBCワールドニュース(東京)、CNN、日経CNBCを中心に放送通訳や会議通訳を行なう。2015年から愛知県立大学外国語学部英米学科准教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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との

32
筆者の同時通訳としての半生を、失敗や教訓を交えながら語っていく。同時通訳の仕事を、日々の研鑽と経験で技を磨きつつ、スピーカーとの一発勝負に挑む地道な「職人的仕事」と位置付ける。◇途中少しだらけたが、全体として本当に面白く、一気に読める。通訳がどんな仕事なのか、その一面を案内するとともに、筆者が体験した「一発勝負」のドラマを紹介してくれる。言語だけでなく、文化的側面やスピーカーの性格、その時の文脈や政治的背景も踏まえて言葉にしてくれる同時通訳者は本当にすごい。あと、時事問題の説明も結構わかりやすいです。2016/11/24

ヨータン

16
どんな仕事でも緊張する場面というのはあるけれど、同時通訳は常に聞き取れなかったらどうしようという恐怖を抱えながら毎回仕事していて、寿命が縮まりそう。そして、聞き取れず訳せなかったら、干されてしまう怖い世界。もちろん大物政治家や芸能人と仕事できるという魅力もあるんだけど。2017/01/07

Nobu A

14
袖川裕美著書初読。分野は違うが奇しくも現在同じ職種に携わっているだけに大変興味深く読了。16年初版、翌年第2版。関西外語大学英米学科教授の著者。学術論文とは別けて平易な言葉で時には諧謔的に実体験を綴っている。「知識に血の通ったと言おうか」等、独特の表現を使用しているところに言葉のプロらしさが滲み出る。「日本人の英語も、cool」と「オバマ大統領にオマージュ」が特に興味深い。「面倒な問題が起きたら通訳のせいにする」は妙に得心。目利きが存在しない中、常に内省することの必要性を痛感。まあ全ての職業でも同様だが。2023/10/18

a*u*a*i*n34

11
同時通訳者のお仕事紹介本かと思って手に取ったのですが、どちらかと言うとこの作者が日頃思っていることがつらつらと書かれている作品です。2017/01/03

ノイス

10
同時通訳の仕事の詳細や何たるかといったことというよりは、同時通訳だからこそ経験したり得心できたりした事柄をエッセイ風に述べている。故に技術的な側面から通訳について学べることはあまり無いものの(より正確に言えば、新書程度で教えられる技術ではないということは伝わる)、通訳が如何に人生経験に富んだ職であるかが語られる。一方で、技術以前に必要な準備段階や仕事中のトラブルにも言及され、決してメリットだけを考慮して目指せる職でもない。また通訳の政治的立ち位置や過去の扱いにも触れ、同通の一通りのことはこの一冊で繙ける。2017/06/16

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