平凡社新書<br> 伊勢と出雲―韓神と鉄

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平凡社新書
伊勢と出雲―韓神と鉄

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858211
  • NDC分類 175.956
  • Cコード C0214

出版社内容情報

日本原初の記憶が刻まれた地でありながら、それぞれ別物とされてきた伊勢と出雲を、古代朝鮮の文化と鉄をキーワードにつなぎ直す。

第一部 伊勢篇



第一章 伊勢の韓神

消された痕跡/渡来の経路と動機/『山宮考』に導かれて

韓神山という謎/墳墓の問題/荒木田氏の本貫の地で

姓に刻まれた歴史/山宮祭と神社の起源/新羅の祭祀

員弁の韓神/鞆尾神社を探して



第二章 伊勢津彦の問題

伊勢津彦とは何者か/猿田彦との関係

出雲族の東漸/伊勢・伊賀のなかの出雲



第三章 伊勢と鉄

古代伊勢と鉄/多度大社へ/敢国神社の鉄神/伊勢・伊賀の製鉄遺跡

外宮はいかに創祀されたか/息長氏──丹波・新羅・鉄

船木氏──丹波と伊勢の結接点/猪名部氏との関係



第四章 亀山へ

伊勢のなかの白木/忍山神社と布気神社

白木村へ



第二部 出雲篇



第一章 唐川村にて

消された韓国色/小津、十六島へ/鰐淵寺

韓竈神社にて/出雲のなかの渡来文化



第二章 日御碕の韓国神社

日御碕神社の変遷/上の社=韓国神社?

出雲と宗像/要港としての宇竜



第三章 砂鉄の国

横田へ/素戔嗚尊と五十猛と鉄

伊賀多気神社/新羅社を探して



第四章 意宇平野と渡来人

出雲への畏怖/揖夜神社とその周辺にさす新羅の影

安来と砂鉄/阿太加夜神社へ

意宇の開発史/意宇の杜に息づく半島の記憶



あとがき

参考文献



岡谷 公二[オカヤ コウジ]
1929年東京生まれ。東京大学文学部卒業。跡見学園女子大学名誉教授。著書に、『柳田国男の青春』(筑摩書房)、『島の精神誌』(思索社)、『神の森 森の神』(東京書籍)、『南の精神誌』(新潮社)、『絵画のなかの熱帯』(平凡社)、『南海漂蕩』(冨山房インターナショナル、和辻哲郎文化賞)、『原始の神社をもとめて』『神社の起源と古代朝鮮』(いずれも平凡社新書)、訳書に、レリス『幻のアフリカ』、ルーセル『ロクス・ソルス』(いずれも平凡社ライブラリー)など多数。

内容説明

前著『神社の起源と古代朝鮮』から三年―。両者とも日本の起源が刻まれた地でありながら別物とされてきた伊勢と出雲を、「韓神と鉄」をキワードにつなぎ直す思索の旅の物語がはじまる。二大神社の繋がりの謎を解く。

目次

第1部 伊勢篇(伊勢の韓神;伊勢津彦の問題;伊勢と鉄;亀山へ)
第2部 出雲篇(唐川村にて;日御碕の韓国神社;砂鉄の国;意宇平野と渡来人)

著者等紹介

岡谷公二[オカヤコウジ]
1929年東京生まれ。東京大学文学部卒業。跡見学園女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒダン

18
渡来人と鉄という観点から伊勢と出雲の神社を訪ね歩く旅行記。古代のことは資料もなく想像することしかできない。例えば本書でも語呂合わせが多く紹介されているが、個人的には「白木⇔新羅」など日本各地で見られるもの以外は根拠薄弱に感じる。その中で鉄という産業、技術に注目したのは説得力のある想像ができるので興味深いなと思った。旅行記として古い文献で調べた歴史の深い神社を訪ねてその雰囲気を表現しながら過去を慮るというスタイルを貫いており、考察や持論の提唱という点では浅い。こういう旅行はすごい楽しいだろう。2017/08/02

マッピー

7
昨日の昼過ぎから読み始めて、今日の夕方まで。新書一冊にどれだけ時間がかかるんだ!っていうくらい苦戦した。そもそもこの本、初心者向けじゃなかったわ。この本は、宗教と製鉄の2点から、古代日本と朝鮮の関係を明らかにしていこうということが書かれた本なのだ。それがわかったのは、ようやくこの本を読み終わる頃だった。自分の理解力のなさに、情けなさすぎて泣ける。もっと知識があったら、もっと面白いのだろうけど。ひとつ不満がある。もっと親切に読み仮名を振ってくれなくちゃ、読めん!2018/03/12

coldsurgeon

4
古代、員弁郡は新羅系渡来人である猪名部氏住んでいたためにその名がある。その一族は、造船や木工の仕事に従事していたらしい。穴太付近に韓神を祀る社があったらしいが、江戸時代のころには、もうわからなくなっていたらしい。2016/09/03

やすお

3
古い資料を文語のまま引用しているところや難しい漢字が使われている部分が散見され、読みやすい本とは言えない。ただし、慣れてくると、著者のほのぼのとした神社巡りの状況が浮かんできて、だんだん楽しくなってくる。古事記や日本書紀に関連する文献を読んだことがある人であれば、読みこなせるだろう。なお、私は三重県出身であるので、本書に登場する地名に馴染みがあった。地元の人ではないと知らない地名も登場し、友人宅の近くにこんな遺跡や謂われがあったのかと驚いた。また、伊勢と出雲の関係や朝鮮との関わりの深さには驚かされる。2016/12/17

Humbaba

2
過去に起こったことを実際に体験することは出来ない。そのため、本当に何が起きたのかはいくら頑張ってもわからない。しかし、実際に体験することは出来なくても、遺されたものを調べることで想像することは出来る。これまでに言われていない考え方でも理論をつなげることで実現したかもしれないと考えることは出来る。2017/01/15

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