出版社内容情報
近年その法的位置づけが問われるイレズミ。不良文化のイメージが先行する中、文化的想像力の変遷を辿り直し今後の対応策を提言する。
山本 芳美[ヤマモト ヨシミ]
著・文・その他
内容説明
近年、規制の強化とともに、その法的位置づけが問われるイレズミ。不良文化のイメージが先行するが、その実態はほとんど知られてこなかった。日本人のイレズミをめぐる想像力の変遷を辿り直し、今後の対応策を提言する。イレズミと日本社会との関係史を俯瞰するはじめての書。
目次
第1章 日本のイレズミ、その歴史(日本古代のイレズミ像;消えたイレズミ ほか)
第2章 日本映画に描かれたイレズミのイメージ(「任侠映画」誕生前夜;東映任侠映画の誕生 ほか)
第3章 イレズミ=やくざ者?(イレズミ映画史;映画の影響 ほか)
第4章 世界的な流行のなかで―タトゥーといかに向き合うか(「お断り」、規制はいつから;「入場お断り」は「外国人お断り」? ほか)
第5章 職人とイレズミ(横須賀彫秀さんが語る職人とイレズミ;彫秀さんの戦前、戦後とFUJI TATOO STUDIO ほか)
巻末付録 おすすめ、観るべき世界のイレズミ映画
著者等紹介
山本芳美[ヤマモトヨシミ]
1968年生まれ。学術博士(論文・昭和女子大学大学院)/文化人類学者/都留文科大学比較文化学科教授。跡見学園女子大学在学中の1990年より、イレズミをはじめとする身体をめぐる文化の研究を開始し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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