出版社内容情報
日常の素朴な疑問を切り口に、趣味の世界から現代社会、カント哲学までを語り下ろす。ラジオの軽快なトークに乗せて贈る哲学入門。
まえがき
第1章 テツガクはじめの一歩
「木が緑に見えるのは木が緑だからだ」は本当か?!
我思うゆえに我在り
アキレスは亀を追い越せない
絶対に正しいということはあり得るか
「哲学」とは何か
快楽主義と禁欲主義
人生不可解なり
長さをテツガクする
デカルトとフランス人形
第2章 趣味をテツガクする
なぜ仏像に惹かれるのか
落語は声の文化の醍醐味だ
カメラは時代を変える
文楽にみる「古典」の真髄
骨董蒐集家
複製の豊かさについて
音楽三話
ワインと哲学の熱い関係
第3章 文化をテツガクする
仮面の真実、素顔の虚構
世界の調和をつかさどる道化師
女形の美学
男装の麗人はなぜ美しいのか
一〇〇年前の世界
装いの文化にみるもの
青春とは何か
第4章 ネット社会をテツガクする
バイオメトリクス認証
超パノプティコン
アンドロイドと人工知能
コンピュータが作る俳句
オーソリティの崩壊
ウェアラブル端末
ネット社会と一期一会
書物の変遷
声の文化と文字の文化
グーテンベルクからグーグルへ
ビッグデータ
デジタル遺品
第5章 テツガクの真髄カント『純粋理性批判』入門
認識のコペルニクス的転回
世界そのものを知ることはできない
存在するとは知覚されること
空間・時間とは何か
虹の色は何色なのか
構造主義とカント哲学
星座を作っているのは、星か私か
因果律を使わない超知性
固定観念を解き放つ
あとがき
出典一覧
黒崎 政男[クロサキ マサオ]
著・文・その他
内容説明
カントの『純粋理性批判』も、古典文化や芸術も、ラジオ講義をとおして読めば、生きる楽しみが湧いてくる!NHKラジオ第一の生番組「午後のまりやーじゅ」の火曜日コーナー「クロサキマサオはテツガクの夢を見たか」(2013.4~2015.3)で人気の哲学ラジオ講義が1冊の本に!!
目次
第1章 テツガクはじめの一歩(「木が緑に見えるのは木が緑だからだ」は本当か?!;我思うゆえに我在り ほか)
第2章 趣味をテツガクする(なぜ仏像に惹かれるのか;落語は声の文化の醍醐味だ ほか)
第3章 文化をテツガクする(仮面の真実、素顔の虚構;世界の調和をつかさどる道化師 ほか)
第4章 ネット社会をテツガクする(バイオメトリクス認証;超パノプティコン ほか)
第5章 テツガクの真髄カント『純粋理性批判』入門(認識のコペルニクス的転回;世界そのものを知ることはできない ほか)
著者等紹介
黒崎政男[クロサキマサオ]
1954年仙台市生まれ。哲学者。東京女子大学教授。東京大学大学院博士課程(哲学)満期修了。専門はカント哲学。人工知能、電子メディア、カオス、生命倫理など現代的諸問題を哲学の角度から解明している。テレビ、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大先生
武井 康則
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taro335
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