出版社内容情報
公共の場で突然キレる中高年(男性)が増えたのはなぜか? 実例を示し、行動の背後に潜む心理、社会的背景、対処法などを考える。
はじめに
自分のなかで、うごめく何か
魔がさす瞬間
一見、忙しく充実した仕事生活のなかで……
第1章 キレやすい中高年
駅員や乗務員にキレる
待合室や窓口で待たされてキレる
コンビニの順番待ちでキレる
注文した品が出てくるのが遅いとキレる
ノロノロしている人にキレる
学校に理不尽な要求を突きつける
思い通りにならないのは当然
日頃は分別のある大人が……、ここが問題
感情労働社会の反動も
第2章
内容説明
心の均衡が何かのはずみに崩れて感情が爆発し、駅員に激しく詰め寄ったり、病院の窓口で激高したりしてしまう。近年、公共の場で突然キレる中高年が増えている。しかも、一見普通で良識がありそうな男性が特に目立つのだという。人生の折り返し点、劇的な社会の変化、家族をめぐる葛藤―。中年期特有の不安や迷いからくる衝動に翻弄されないために、その社会的背景を探り、深層心理に潜む闇にせまる。
目次
第1章 キレやすい中高年
第2章 つまずきやすい人生の折り返し点
第3章 「こんなはずじゃなかった」という思いの数々
第4章 衝動と不安のもつ意味
第5章 家庭でも報われていない
第6章 キレない心のつくり方
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
リキヨシオ
KAKAPO
jima