平凡社新書<br> ポリアモリー 複数の愛を生きる

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平凡社新書
ポリアモリー 複数の愛を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857771
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0239

出版社内容情報

今アメリカで注目を集める、誠実に複数の人を愛す「ポリアモリー」(複数愛)。不倫とも浮気とも違う多様な愛のかたちが見えてきた。

はじめに

ポリアモリーとは?
三角形を生きる/あなたにとってポリアモリーとは?
岡本一平と岡本かの子/ポリアモリーのかたち

ポリアモリー・ムーヴメント
「責任あるノン・モノガミー」/ポリアモリー・ムーヴメントの舞台背景/ラヴィング・モアの誕生/拡大するポリアモリー・ムーヴメント/社会に存在をアピールする/ポリアモリストの実情/ポリアモリストの特徴/SF小説とポリアモリーの関係

わたしがポリアモリストになった理由
愛は無限大/愛の経験を大切にしたい/自分の気持ちにも、愛する人にも誠実でいたい/モノガミーは複雑、ポリアモリーはシンプル/愛してはいけない人がいるなんておかしい/もう所有されるのはイヤ!/自分を試してみたい/たまたま好きになった人が……/二人を同時に愛してしまい……/お互いのために
フィールド・エッセイ1 ポリアモリー世界の案内人

ポリアモリー・デビュー
インターネット・デビュー/ポリアモリストの集いに行く/恋人との出会い
フィールド・エッセイ2 プール・パーティーに行く?

ポリアモリー倫理
ポリアモリーに必要なもの/意識的な関係構築/それって本当に愛?/「自由な愛」のパラドックス/自己コントロールという課題/自己犠牲=自己への配慮=他者への配慮/変わり続ける約束と関係
フィールド・エッセイ3 変化を楽しみ、現在を生きる?

嫉妬
社会的構築物としての「嫉妬」/嫉妬という課題/嫉妬は善? 悪?/嫉妬の処方箋・活用法/パートナーが自分以外の人を愛して喜ぶ/束縛しない愛のかたち/理想的な関係のあり方/タントラのおしえ/愛を〈持つ〉べきではない

メタモア──愛する人を共有する
あなたにとってメタモアとは?/メタモアと親しくなったきっかけ/変化するメタモア関係/自分の存在を支えているものをリスペクトする
フィールド・エッセイ4 疑似メタモア体験?


性革命の落とし穴/配慮のあるセックス・ライフ/ポリアモリーとスワッピングは別物!/ポリアモリーとBDSMの複雑な関係/性エネルギーを解き放つ
フィールド・エッセイ5 BDSMポリアモリー?

ポリファミリー
「家族する」こと/同居型ポリファミリー/工夫や問題点/水は血と同様に濃い?/異居型ポリファミリー/子育てに関する工夫/意識的な家族づくり
フィールド・エッセイ6 〈他者〉とともに生きる?

おわりに 日本のポリアモリスト
あきこさんの愛のかたち/日本のポリアモリー・グループ「ポリーラウンジ」

あとがき
参考文献

【著者紹介】
札幌生まれ、横浜育ち。現在、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程に在籍。専攻は総合社会科学、人間行動研究分野(社会人類学)。主な研究領域は性愛論・家族研究。2013年より東京アートポイント計画の一事業として発足した「長島確のつくりかた研究所」の研究員として活動。同研究所内に「エスノドラマ研究室」を立ち上げ、ポリアモリーのワークショップなどを開催している。

内容説明

われわれは普段、“一対一”という恋愛スタイルを疑問に思わず生きている。だが、それは絶対的なものではないかもしれない。本気で複数のひとを愛するというライフスタイル「ポリアモリー(複数愛)」を生きるひとびとが増えているのだ―。不倫と浮気とも違う、“誠実”な愛のかたちを紹介する。

目次

1 ポリアモリーとは?
2 ポリアモリー・ムーヴメント
3 わたしがポリアモリストになった理由
4 ポリアモリー・デビュー
5 ポリアモリー倫理
6 嫉妬
7 メタモア―愛する人を共有する
8 性
9 ポリファミリー

著者等紹介

深海菊絵[フカミキクエ]
札幌生まれ、横浜育ち。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程に在籍。専攻は総合社会科学、人間行動研究分野(社会人類学)。主な研究領域は性愛論、家族研究。2013年より東京アートポイント計画の一事業として発足した「長島確のつくりかた研究所」研究員として活動。同研究所内に「エスノドラマ研究室」を立ち上げ、ポリアモリーのワークショップなどを開催している。『ポリアモリー 複数の愛を生きる』が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

24
近藤史恵『みかんとひよどり』の登場人物にポリアモリー主義者がさらりと出ており、?と気になりこの本へ。へぇ〜!と連続。家族、恋人という価値観がガラリと変わる。江國香織の『きらきらひかる』を読んでいたので、とても入りやすかった。専門的な記述も多いので全てを理解したわけではないけど、全体として受ける印象は、知的な自立している人間にこそ出来るライフスタイル、て感じ。そして面倒くさがりな私には無理。ポリアモリーもバイセクシャルの人も、すごく柔軟で、異性とか同性とか飛び越えて人間として愛することが可能な人。高度だ!2019/07/22

くさてる

19
不倫とも浮気とも違い、誠実に複数のひとを愛するライフスタイル「ポリアモリ―」。この本を読んで、初めてその存在を知った。アメリカでのフィールドワークを通じて、興味本位で無く、誠実かつ丁寧にそのライフスタイルを解説した内容で、読み応えがありました。2015/07/13

ケー

18
一人を愛し続ける愛し方(モノガミー)ではなく、複数同時に愛するのがポリアモリー。本書はそんなポリアモリーがどういう経緯で誕生し、実際にポリアモリストがどういう意識で生活しているかを紹介した新書。興味深かったのはポリアモリーの中でも幾つかの形式に分類されること、また、愛する方法も必ずしも全員平等というわけでなく、ある一定の順位があったりすること。決定的に不貞行為と違うのは、全て関係性をオープンにして隠したりしないこと。愛するという行為に非常に誠実な態度だと感じたのは事実。2020/01/27

きなこ

18
関わる全ての人の合意の上で、複数の人と、一対一のパートナー関係を結ぶ。二股や浮気や不倫とは一線を画す、新しい愛の形。アメリカでのフィールドワークが元になっていて、実態がなんとなくわかった。愛について深く考え、相手との対話を繰り返しながら向き合っている、真摯な姿が浮き上がってくる。こういう方法もあるんだな、と見方が広がった。しかし、めちゃくちゃめんどくさいな!というのが率直な感想。1人の人と親密な関係を築くのにも大変なのに、それを複数の人と築くなんて、なんてレベルが高い人たちなんだろう。尊敬する。2018/02/08

そばかす♪

17
新しい愛のあり方、価値観の提示。複数を同時に愛することは私自身の中にもあるコトでとても理解出来る。だけれど、嫉妬などの感情を理性的にコントロールし、相手の気持ちにも配慮することが出来るかは、甚だ自信がない。2015/09/22

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