出版社内容情報
現代の経済学の特質をより深く理解し、その直面する問題や発展の方向を深く考える得るために、経済学500年の歴史から学ぶ。
内容説明
なぜ、歴史を学ぶのか。それは、現代を理解し、未来を考えるきっかけとしたいからである。経済学を学ぶのも、現代の経済社会の特性をより深く理解し、その直面する課題を考える手がかりを得たいからである。世界的に深まる金融危機、国家財政危機、格差の再拡大などが叫ばれるいまだからこそ、各学派が唱えてきた政策やその限界を学びつつ、現代の経済社会のあり方と行方を考察する。
目次
第1章 国富の増大をめざした重商主義(資本主義発生期の支配的学説;取引差額主義から貿易差額主義へ ほか)
第2章 自由放任への重農学派(重農主義とその背景;ケネーの経済学 ほか)
第3章 労働価値説にもとづく古典派経済学(古典派経済学の形成;アダム・スミスの体系 ほか)
第4章 歴史学派と制度派経済学の発展(F・りすとと旧歴史学派;新歴史学派の問題意識 ほか)
第5章 新古典派経済学の方法論的個人主義(新古典派経済学とはなにか;限界革命とミクロ価格理論 ほか)
第6章 社会科学としてのマルクス経済学(マルクス経済学の思想と理論;資本主義経済の原理 ほか)
著者等紹介
伊藤誠[イトウマコト]
1936年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。経済学博士。東京大学名誉教授。日本学士院会員。専門領域は理論経済学、経済学史、現代資本主義論、社会主義論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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