平凡社新書
金正恩の正体―北朝鮮権力をめぐる死闘

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857474
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0231

出版社内容情報

金正日が金正恩を後継者に指名してからこれまで、北朝鮮ではどんなドラマが展開されたか。最深部を抉る迫真のドキュメント。

内容説明

北朝鮮を率いる世界最年少の国家元首、金正恩。核やミサイル開発に邁進し、内政的には最側近をある日突然処刑してしまう暴君…。彼につけられる“形容詞”は多岐にわたるが、その正体はいったい何なのか。いま、北朝鮮の権力内部では何が起きているか。豊富な取材網を駆使して、権力の最深部を生々しく描くドキュメント。

目次

第1章 胎動 二〇〇九年
第2章 突撃 二〇一〇年
第3章 天命 二〇一一年
第4章 混迷 二〇一二年
第5章 狂気 二〇一三年
第6章 転換 二〇一四年

著者等紹介

近藤大介[コンドウダイスケ]
1965年埼玉県出身。89年、東京大学教育学部卒業後、講談社入社。「フライデー」「月刊現代」「週刊現代」編集部などで記者・編集者を務める。2009~12年、講談社(北京)文化有限公司副社長。現在は「週刊現代」編集次長。東アジア問題の研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

15
2011年に死去した金正日は『遺訓』を残した。“米帝はこちらが強硬に出れば出るほどすり寄ってくる。逆にこちらが下手に出れば出るほど強硬手段を用いる。イラクもリビアもそれで滅びたのだ。だから米帝には常に拳を振り上げろ。それによって我々の生存も保証される”と。金正恩はその『遺訓』を忠実に遂行している。米国に対しては拳を振り上げて気を引こうとするが、面白いのは一方の雄、中国に対してだ。2014年、北朝鮮が日本に国交正常化を呼びかけたことがあった。なぜこの時、北朝鮮が日本にすり寄ってきたのかというのがポイントだ。2017/10/30

中島直人

15
新聞読んでてもよく分からなかった部分が、大分スッキリ理解出来た気がする。しかしながら、本当にこの本の通りのことが起こっているのだとしたら、あまりに単純低レベルの思考であり、失笑せざるを得ない話。でも、こんな国が隣国とは。空恐ろしい限り。2016/09/22

kabeo

1
恫喝外交は金正日からの申し送りだったのか。金正恩がさらにエスカレートさせてきている。小国で独裁政権を維持していこうというプレッシャーは相当なものだろう。兄の正哲が最初から後継者から降りたのも懸命な判断だと思った。正男が常に暗殺の危機に晒されていたとは思わなかった。正恩の警戒心、猜疑心も相当なものと感じた。2018/06/20

806_shusaku

1
金正日から金正恩への権力移譲の過程、張成沢の失脚、中国との関係などがエピソードも含め分かりやすく描かれている。著者の言う通り、北朝鮮では生きること自体が命がけであるように思う。2016/12/20

fritzng4

0
あるいは張成沢の栄光と没落。飢えたシェパードの檻の中に入れて身体を食わせまくるという前時代的拷問がこの21世紀に許されてよいのだろうか。最近おとなしい理由もよくわかる。2015/04/25

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