平凡社新書<br> 女はいつからやさしくなくなったか―江戸の女性史

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平凡社新書
女はいつからやさしくなくなったか―江戸の女性史

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857429
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

近世初期エロさを加味した「やさしい」存在になるよう求められた女たちは庶民階層の台頭と知識欲の増大により「地女」へと変貌する。

内容説明

中世以来の伝統にエロチックさを加味した「やさしさ」が、近世初期、ありうべき女性像の根本的な資質だった。けれども、漢字ブームが女たちをもとらえ、女筆の仮名の手習いから文字の上の平等の地平へと超え出るとき、新しい生活条件が求める新しい知識を欲求する彼女たちは「女大学」をむしろ例外とする儒教教育をも力としつつ、「艶にやさしい」存在であることから、地女という新形態へと脱皮する。地女とは何か?

目次

1 料理は男―近世前期の女の仕事
2 女はやさしく
3 遊女も「やさしい」
4 「やさしい女」と「貞女」
5 漢字を書きたがる女たち
6 儒教と女性
7 やさしくない女たち―地女登場

著者等紹介

中野節子[ナカノセツコ]
1948年、金沢生まれ。金沢大学法文学部卒業。元金沢大学教授。専攻、日本近世史。博士(人文科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんみー

42
タイトルから想像してたのとは違った。江戸時代の文献が読みにくく、かなりの飛ばし読み。一応読了したことにしておこう。2015/10/05

しゅわ

36
【図書館】タイトルの「やさしい」は「艶しい」という字を使うそうで…現代の私達が想像するものと違い、おっとりしていて、情け深く、色っぽい…といった感じかな?の江戸初期からの“理想の女性像”が変遷してゆくさまを解説。学問で知識をつけ、平等の意識をもち、新しい生活条件が求める新しい知識を欲求する女性達の姿を追います。ちょっと強引ながらユニークな視点でした。資料の原文がたくさん登場しているので、当時の息吹を感じられますが…少し難しいと感じるかも。2014/09/29

りちゃあど

12
艶(やさ)しい女とは、気性がおっとりとしていて情が深くて、芸事や教養も豊かで、性的魅力も持ち合わせた、源氏物語に出てくる上流階級の姫君や遊郭に生息する女性のこと。江戸の後期になると艶しくない女として地女(じおんな)という庶民の女性(現代女性の始祖?)が出てくるけれど、そりゃあプロの女性と平民を比べられてもねぇ・・。艶しい女を求めるのなら、艶しくいられる環境や土壌を整えて欲しいものだわ。それにしても、いつの時代も男性が求め理想とする女性像は根本的に変わらないんだなぁ。2015/09/30

niisun

6
キャッチーな本のタイトルと内容がちょっと違う感じでしたが、それはそれとして、楽しめました。 女性に対する社会的な要請が、江戸期に大きく変容してくる様を、さまざまな当時の刊行本から推察しています。 儒教の広まりによって生じる厳格さや貞節への強い希求。それによって不朽の名作である『源氏物語』を、女子の“読むべきもの”から、“読まざるべきもの”へと変わって行くのが面白いです。 2014/08/01

ninja3300

2
担当大臣まで置かれて女性の活躍が叫ばれている昨今。儒教の浸透とともに、江戸時代からの社会的位置づけをたどっている。昔の女性は家事能力を問われなかったとか、「源氏物語」がリトマス試験紙というのが面白く、かつ分かりやすい。キチンとした歴史史料に裏付けられているのが本書のストロングポイントであることは間違いないが、一般の人にはやや難しく感じるかも。2014/09/04

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