出版社内容情報
人の素が出る「性」の場面。その恥ずかしいところを、川柳作家は逃さない。したくてならない新婚さんから、もう勃たない老人の奮闘、体位や道具まで、「江戸版 人のセックスを笑う!」。
内容説明
無防備になって、つい素が出てしまうのが“性”の場面。その恥ずかしいところを、川柳作家は逃さない。したくてならない新婚さんから、もう勃たない老人のぼやき、口説きの現場や体位、強精剤から性具、嘘か誠かの俗信まで、性にまつわる森羅万象を、邪推と皮肉で可笑しがる。好き者たちの人間模様に、ニヤリとするか、腹を抱えるか!?
目次
第1章 ようこそ、破礼句の世界へ
第2章 男と女の一生1―娘から新婚まで
第3章 男と女の一生2―中年から老年まで
第4章 破礼句のスターたち
第5章 男と女のパラダイス
第6章 おもしろ“裏”偉人伝30
第7章 プロフェッショナルな人たち
第8章 男と女のからだの構造
第9章 俗信と年中行事
第10章 楽しい小道具
著者等紹介
小栗清吾[オグリセイゴ]
1939年岐阜県生まれ。名古屋大学法学部卒業。三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)勤務を経て、江戸川柳研究に専念。古川柳研究会会員。江戸川柳研究会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬見
14
『吉原の江戸川柳はおもしろい』『はじめての江戸川柳』に続いて3冊目。破礼句を集めた一冊。うまいこと言ってるなあというものからなかなかサイテーで引いたものまで。これまで読んだ2冊の知識のおかげか、単純に状況が分かりやすいからか、紹介された句は技巧を凝らしたものが多いがこれまでで一番意味を取りやすかった。ただ似たような句が多いためか、今までの2冊よりも読み切るのに時間がかかった。"裏"偉人伝が面白かったから、今度は『おもしろ偉人伝一〇〇』かなあ。2018/10/08
冬見
4
再読。あまりにもあけすけで笑っちゃう。2024/12/25
tokkun1002
4
2014年。江戸の下ネタ川柳。解説付き。今と変わらない。よく集めたのか沢山の中から厳選したのか。胸焼け胃もたれもの。どなたか浮気は文化といったが、これその証か。姦通が死罪ならば結婚という制度を廃止しないと人類が滅びそう。2015/08/04
kenitirokikuti
4
図書館にて。著者は江戸川柳の研究家で、古川柳研究会会員、江戸川柳研究会事務局長。平凡社新書に次の4作がある。625『はじめての江戸川柳』(2012)、671江戸川柳おもしろ偉人伝、717男と女の江戸川柳(本書)、867吉原の江戸川柳はおもしろい▲「川柳」については特に知識がなかったので平凡社の世界大百科事典にあたった。本書が主に扱うのは『誹風末摘花』、万句合(まんくあわせ)から末番(すえばん)を集めたもの。地元のであって必ずしもエロではないのだが、つい最近の1947年までよく発禁になってたそうである2021/10/15
冬見
3
再読。2022/05/18
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