平凡社新書<br> 集団的自衛権の深層

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平凡社新書
集団的自衛権の深層

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856965
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0231

出版社内容情報

2013年7月の参院選勝利後、安倍政権は、集団的自衛権の行使容認に動くことを明言した。しかし歴史をひもとけば、集団的自衛権は、数々の侵略、勢力圏争いの口実として利用されてきたことがわかる。憲法九条を有名無実化してしまうこの大問題に、私たちはどう向き合っていけばいいのか? 過去の事例を精査しながら、改正派の虚構の論理をあばいていく!

内容説明

二〇一三年七月の参院選勝利後、安倍政権は、集団的自衛権の行使容認に動くことを明言した。しかし歴史を繙けば、集団的自衛権は、数々の侵略、勢力圏争いの口実として利用されてきたことがわかる。憲法九条を有名無実化してしまうこの大問題に、私たちは、どう向き合っていけばいいのか?集団的自衛権は、自明でも当然の権利でもない。過去の事例を精査しながら、改正派の虚構の論理をあばく!

目次

第1章 明文改憲ではなく解釈改憲を先行させる理由(明文改憲に匹敵する解釈改憲;なぜ集団的自衛権を求めるのか)
第2章 冷戦期には大半が違法な軍事介入だった(日本政府と国連憲章による定義とその意味;実際にはどう行使されてきたのか;なぜ違法な侵略の代名詞となったのか)
第3章 冷戦後の変化とその意味を考える(湾岸戦争―集団的自衛権から国連の認める戦争へ;対テロ・アフガン戦争1―自衛権の歴史から;対テロ・アフガン戦争2―先例にはならない)
第4章 国際法はどう捉え、解釈してきたか(国際法学会における解釈論議;国際司法裁判所はどう捉えているか;武力の行使とはいったい何なのか)
第5章 日本と世界の未来のために対案を提示する(「二国平和主義」からグローバル平和主義へ;自衛隊は非武装・丸腰の停戦監視任務へ;米中双方に戦略の変更を求める国になる)

著者等紹介

松竹伸幸[マツタケノブユキ]
1955年生まれ。ジャーナリスト、日本平和学会会員。専門は外交・安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

24
国連演説で安倍首相は常任理事国入りを指摘し、普通の国になりたいようだ。普通って中国に置き去りにされたくないがための、経済大国の意地なのだろうか? 自民党にとって集団的自衛権の具体化より日米同盟絶対化を目的とする典型として、ミサイル迎撃問題があるという(37頁)。集団的自衛権とは、少数の、超軍事大国だけ が行使した権利(81頁)。今、自然からの脅威に自衛できず、捜索が始まっている。人為的戦争でも自衛は困難ではないか。国際法上、自衛権とは、違法性の原則で急迫不正の侵害に発動。  2014/09/28

ミッキー・ダック

15
本書は、安倍政権の解釈改憲による集団的自衛権行使容認への批判とその根拠、さらに政策の対案を提示している。集団的自衛権は、個別の軍事同盟で発動されると、冷戦期のように違法な軍事介入の口実に使われたり軍備拡大競争に繋がるという反省のもとに、国連のような集団安全保障で対処すべきだというのが現在の安全保障の流れだと著者はいう。更に、日本は武力紛争に参加するのではなく紛争を調停する国になるべきだと提案している。国際法上の自衛の3要件、侵略の定義などを詳しく説明しているので、議論の前提として読まれるべきだと思う。 2014/10/23

501

14
集団的自衛権の支持派からすると反対派は平和ぼけしてるというけれど、軍事力が動けば生まれる悲劇を忘れているのは、支持側も平和ぼけしているように思える。集団的自衛権という、どうとでも転びえる手段ではなく、著者が最後に述べているように、戦後、不戦を守ってきた歴史を有している日本ならではの外交により平和を実現する道を模索してほしかった。2014/07/11

孤独な読書人

10
集団的自衛権は今まで大国による侵略行為を正当化する論理として使われてきたということが豊富な事例で示されている。そのため集団的自衛権の行使には厳格な審査基準が必要ということも本書から理解できた。集団的自衛権の行使を容認する人にも進められる良書だと思う。2016/03/18

RED FOX

8
集団的自衛権の歴史を振り返り、現在の課題を連ねてます。平たく言うと現政権の今施策の批判で、ちょっと飛ばし過ぎなところも見受けられますが全体的に大変わかりやすかったです。集団的自衛権賛成派がこれら国際史を正面から論破できるのか見てみたい。多分いまここにある危機というニーズ主張でかみ合わないかしらん。2014/11/06

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