出版社内容情報
撮影で一番大切なのは、「モデルとのコミュニケーション」と「光のとらえ方」──美しい表現を追求し続ける写真家が、ヌードの魅力とその本質を明かす、実践的ヌードフォト撮影法。
内容説明
「ヌード」は、写真における永遠のテーマだ。だが、美しい裸体を撮れば、美しい作品になるわけではない。光をどうやって捉えるか、どんなポーズで撮影をするか、どの写真を選び、どう組み合わせるかが大切だ。そして、モデルからいいポーズを引き出すためには、コミュニケーションをとってリラックスさせる必要がある。「光」と「対話」の実践的写真術。写真満載!
目次
1 ヌードフォトの魅力
2 まず「ひと」を撮る
3 撮影の前に必要なこと
4 いよいよ「ヌードフォト」を撮る
5 さらに美しい「ヌードフォト」を撮る
6 「ヌードフォト」作品をつくる
7 すぐれた「作品」から学ぶ
著者等紹介
ハナブサリュウ[ハナブサリュウ]
1949年大阪府生まれ。70年、銀座ニコンサロンでの写真展「もうひとつなにか」でデビュー。78年から4年間、91年から8年間パリに滞在。東京とパリを中心に、アーティストのポートレイト、ファッションや料理、芸術作品など、ヨーロッパ文化の真髄をテーマに撮影を続ける。写真展も多数開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
8
ネイキッド(衣服を剥いだもの)やポルノグラフィーではなく、ヌードフォトを扱う。バタイユ『エロスの涙』の紹介もある(ケネス・クラーク『ザ・ヌード』も)。しかし、本書は理論書ではないので、ごく一般的なことしか書いていない。ポルノはエロティック表現とも関係ないかもしれず、でも女性へのヘイトだってのも乱暴だな。うーん、なんらかの規範から逸脱するから、咎められる。まぁ、ここは論じる場ではないので打ち切り。2018/09/16
わす
2
ポルノ屋にとって撮影した写真が芸術かポルノかなんて大した問題ではない。まずエロければ良いし、美しければなお良い、ついでに芸術的なら最高だ。ヌード屋もポルノと見られるのを怖がらず自分たちの芸術を突き進めば良いのに、と読みながら思った。2025/05/11
代理
2
挑発的なタイトルだけど、内容は至極まっとうなコミュニケーション論の本。『場数を踏むしかない』というメッセージが正直すぎる。『撮影者が不安だとモデルはもっと不安』とか『写真集のポーズを真似ても骨格や肉体の差が有るから滑稽になりやすい』など、実践的な指摘が多くてよかった。2014/04/20
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
2
実は写真のたしなみもあるのだが、一生縁がないものに「ヌード撮影」がある訳で。それはそれで以前からハナブサ・リュウ氏の撮る彫刻の艶かしさのファンであるので読む事に。なるほど、コミュ障気味の人間にとってヌード撮影はやはり叶う事のない夢のようなものだという事を痛感。自分は自分の道を歩むとしよう。読み物としては秀逸でした。2013/10/21
uz
1
写真の技術的なことは分からないが、ヌードを撮るというのは、ヒトを撮ることだ、という意見は至極全う。2013/09/17
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