出版社内容情報
般若心経を英語で読み、アメリカ人の素朴な疑問から仏教を捉え直す。カリフォルニアで仏教に目覚めた著者が、形式化した日本の仏教では見えづらくなった、仏教の本質に迫る。
内容説明
歩きながら瞑想し、仏教徒のピストル所持を議論、英訳されたお経の分かりやすさに感動する…。それが、著者が体験してきたアメリカ仏教の姿だ。アメリカ文化と英語を通して抱いた、素朴な疑問と新鮮な驚きをもとに、自由でシンプルな仏教の本質に迫る。アメリカで仏教の面白さを知った著者による、ユニークな仏教入門書!
目次
その1 英語でお経を唱える(SHIKI SOKU ZE KUと言われても;アヴェローキテーシュバァラとは誰のことだ;座禅の仕方をひとつに決めるのは差別である ほか)
その2 日本語で仏教を読む―維摩経と観無量寿経(維摩経を読む;観無量寿経を読む;ブッダの公式と姿勢)
その3 感動して聞ける日本語仏典を―経典の翻訳運動(これは本当に日本語か?;漢文にたよっていていいのだろうか;聖書はどのように翻訳されたか ほか)
著者等紹介
室謙二[ムロケンジ]
1946年東京生まれ。大学在籍中から、ベトナム戦争への反対運動に参加。同時にフリーランスの書き手・編集者として活動。雑誌『思想の科学』編集代表などを務めたあと、80年代後半からアメリカに住み、市民権を取得。旅行記、政治論、文学批評、伝記などのほか、コンピューター、出版、音楽、料理など幅広いテーマを論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIDE
monotony
G-man
Sin'iti Yamaguti
spoonriver