平凡社新書
バッハの秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856767
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0273

出版社内容情報

《マタイ受難曲》《ロ短調ミサ曲》、カンタータとそのパロディなどバッハの声楽作品の隠された手法、象徴的意味、数の秘術を探る。演奏家が説いたバッハ音楽を味わうための最高の一冊。

内容説明

ベテラン指揮者が解き明かすバッハ音楽の隠喩・数秘術・修辞学。より深くバッハを味わうための最高にユニークな1冊。

目次

第1章 バッハの学んだこと、目指したこと
第2章 教会暦、そして教会カンタータ
第3章 “マタイ受難曲”Matth¨aus‐Passion BWV二四四
第4章 二〇世紀のバッハ像
第5章 “ロ短調ミサ曲”Messe in h‐MOLL BWV二三二
第6章 異色のカンタータあれこれ―パロディの問題を含めて
第7章 分水嶺のバッハ

著者等紹介

淡野弓子[タンノユミコ]
1938年東京生まれ。東京藝術大学を経てドイツ・ヘルフォルト教会音楽大学に学ぶ。68年ハインリヒ・シュッツ合唱団を設立し、2008年まで常任指揮者。1989年~2001年“シュッツ全作品連続演奏”を行い、全496曲を終了。03年秋、東京・上荻の本郷教会において、教会暦に添った“バッハ・カンタータ連続演奏”を開始し、現在続行中。「ムシカ・ポエティカ」代表、「ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京」桂冠名誉指揮者、ドイツ語福音教会「エクメーニッシェ・カントライ」指揮者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maki_kus

12
著者は演奏者、指揮者が本職でいらっしゃる為か残念ながら文章構成は稚拙であるという印象は否めません。それでもマタイ受難曲などの章では多分な興奮をもってバッハの意図、卓越した構成技術について記載しておられ、その情熱、尊崇の念が伝わってきます。 ルター正統派神秘主義の流れを汲むJ.S.バッハが譜面に残した象徴的な秘密(3拍子=三位一体、小節数10=十戒、12=12弟子、#=十字架、♭=涙、ミ(E)=Erde(地上)、ソ(G)=Gott(神)、レ(D)=Dominus(主))などについてはとても興味深かったです。2015/10/24

チョコ

2
マチネのおわりにを読んでからバッハについても読みたくなってしまい読了2017/11/16

コニコ@共楽

2
かなり専門的な本ではありますが、バッハ音楽の真髄に迫る力作だと思います。彼の音楽にあふれている数学的構築性が実際の作品を取り上げて解説されていて、なるほどと膝を打ちました。数字の3が「三位一体の神」を象徴し、12は「十二弟子、教会」、40は「四十日間のイエスの断食」を表すなど、興味深いものです。またシャープ#記号が十字架を、フラット♭記号が涙を表すことなど、緻密に計算された作曲法など、彼の偉大さをあらためて知ることとなりました。バッハ、偉大すぎます!2013/05/23

まっちゃん2

1
図書館。バッハ研究の力作であることは認めるけど。曲の解説を演奏も聞かずスコアもみず、解説文だけ読んでも意味ないので、ななめ読みで読み飛ばしました。曲目解説はほどほどにして構造の解説とか、バッハの社会的立場の解説とか、思想とか、その辺を新書的に書いてくれればよかったんですが、そういう本は他にいくらでもある。あまりおすすめできません、☆ひとつ。著者にはご苦労様でした。2023/01/08

monado

1
音楽の話を文章で読んでもいまいちイメージがわかないものである。 それにしてもバッハの子供多いうえに、半分くら不幸なことになっているのだなあ。2014/06/30

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