内容説明
原発事故の対応、放置された戦争責任、捕鯨問題、北朝鮮拉致…。世界とこんなにズレている「ジャパニーズ・スタンダード」。
目次
序章 「坂の上の雲」を超えて
第1章 海外メディアが映した“二度目の被曝”
第2章 太平洋戦争は終わっていない―日米間に横たわる歴史のトラウマ
第3章 遠くて近いアフリカ
第4章 鯨はなぜ食べられなくなったか―反捕鯨運動の隠された背景
第5章 北朝鮮拉致問題はなぜ解決できないのか
第6章 日本はなぜ中国に抜かれたか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
図書館本。まあそうだなぁ日本のマスコミなんぞ取るに足らないわなぁ。テレビ、新聞とも御用物になってしまっているので、どうしようもないなぁとは思う。記者会見の質問を聞いていても、これでも記者か!と思うような質問も多い。御用テレビが御用学者を連れてきて、「大丈夫、そない広がらない」と言わせていた。それでまた原発を動かしたり、売ったりしているので信用されるわけないはなぁ。高々世界50位ぐらいの大学が官僚を量産しているので仕方ないのかもしれないが。2018/12/14
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
図書館本。ああまた借りてしまった。今度は鯨の話でいこう。日本がIWCを脱退して一番困ったのはシー・シェパードやグリーン・ピースではなかったのだろうか。IWCの拠出金も少なくなったことで活動自体出来ているのかどうかも怪しい。。。グリーンピースにはお前らにはいわれとうないわ。と思っていた。だって、カナダとアメリカでしょ。アメリカは鯨油産業のために大西洋で取りつくした鯨を太平洋に求めに来たのではないか。その捕鯨船に補給と休憩を言いに来たのがペリーではないか。しかも鯨油だけ取って骨肉は捨てていたとか。まったく~2021/08/31
Humbaba
6
バブル期と比べると,日本の存在感というものは非常に低下している.まずは,そのことを素直に認めることが大切である.改善するためには,現状を認識し,その上で取るべき方針を決めていくこと必要がある.2012/06/13
ちまりん
2
著者の体験を通して見る世界。私たちは努力せずとも豊かな暮らしに恵まれ、何も考えなくても生きていける。だからこんなにも無頓着なのだろうか。競争意識もなければ意欲もない。自分さえよければいい。だからこそ外に目を向けることはない。それがたとえ国内のことであっても自分以外の他人はどうでもいい。それぎ現状なんだろう。「何も知らない大学生」「礼儀を知らない大学生」…読んだ瞬間に胸がチクチク痛んだ。私もその典型的な日本人の一人である。2012/09/04
ないしょー
1
この本の内容は、記者である著者が直に見て聴いて感じたことを元に書いているものが多い。しかしそれ故に(?)独特で面白い。シーシェパード騒動の裏にあるイギリスの反日思想。経済大国に日本が上りつめた時代、欧米は冷戦下で経済活動どころではなかった。明治維新の契機となったペリーの開国要求は元々は捕諒船の休憩所を求めていた。といったあたりが面白い。★★☆2013/06/19