平凡社新書<br> 日本人はどんな大地震を経験してきたのか―地震考古学入門

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平凡社新書
日本人はどんな大地震を経験してきたのか―地震考古学入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856149
  • NDC分類 453.21
  • Cコード C0221

内容説明

地震といかに付き合っていくか。これは、日本に暮らすすべての人の課題です。『日本書紀』の昔や、それ以前からの地震を知ること、貞観地震と東日本大震災とを結びつける知識を得ることは、未来に起こるであろう災害に備える力を私たちや、その子供たちが得ることに他なりません。日本人と地震の歴史を知り、経験と知識を「知恵」に変える。

目次

第1章 地震はどうして起きるのか(世界の地震;プレートの運動と巨大地震 ほか)
第2章 地震によるさまざまな災害(地震による被害;液状化現象とは ほか)
第3章 繰り返す海溝型巨大地震―地震考古学で読み解く1(日本書紀と南海地震―大和政権を驚かせた地震と大津波;空白の地震を探る―海溝型巨大地震の二〇〇〇年史 ほか)
第4章 活断層地震に襲われた人々―地震考古学で読み解く2(記録に残る最古の地震―発掘調査で存在を証明;菅原道真を悩ませた地震―貴族たちの震災体験 ほか)
終章 地震の過去・現在・未来(地震とナマズと日本人;連動する巨大地震 ほか)

著者等紹介

寒川旭[サンガワアキラ]
1947年香川県生まれ。独立行政法人産業技術総合研究所招聘研究員。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。通商産業省工業技術院地質調査所および産業技術総合研究所主任研究員、東京大学生産技術研究所・京都大学防災研究所客員教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

3
2011年初版。記録や遺跡に痕跡が刻まれた地震のはなし。列島どこでも地震が起きてもおかしくないことを再確認。2018/02/26

ma2373

2
地震のメカニズムや地震にともなう災害の種類、過去の巨大地震。地震に関する大まかな知識を得るための入門書です。歴史は同じように繰り返すわけではありませんが、過去を知ることで困難な状況に対する力を得ることができるのも真実だと思います。本書では、過去の地震がもたらした被害とともに、それに立ち向かった(あるいは翻弄された)人々の姿が描かれています。そういった人たちの姿から未来の地震に対処するためのヒントを学べました。2014/09/10

takao

1
ふむ2022/04/29

インテリ金ちゃん

1
経験はしても、すぐに忘れて学習していないのが悲しい。 減災のために何ができるのかもう一度考えたい。2019/08/12

プリン

1
本書では史料に記載のある大地震を中心に取り上げるとともに、それらの痕跡の残る遺跡などが紹介されています。巻末の年表を見ればすぐにわかるように、日本列島では「定期的」に大地震に見舞われており、とくに巨大地震である東海・東南海・南海地震はほぼ確実に「連動」しています。怖いのは貞観地震(東日本大震災と同レベル)の約20年後に東海・東南海・南海地震が起こっていること。知りたくない事実でした…。2011/12/01

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