内容説明
東京都の青少年条例、児童ポルノ禁止法など、マンガについての規制が強化されつつある。日本独自の表現であり文化であるマンガは、なぜ国や自治体に縛られなければならないのか?規制の仕組み、バッシングの歴史などをわかりやすく記述し、「非実在青少年」問題の深層を解明する。
目次
第1章 ドキュメント「非実在青少年」規制問題―東京都青少年条例改定案をめぐって(先行する都青少年問題協議会の議論;同性愛への偏見を含んだ協議会メンバーの発言 ほか)
第2章 規制の論理とその仕組み(法による規制;国などの指針;青少年条例などの自治体の条例;業界の自主規制)
第3章 マンガ規制の歴史1(一九五〇年代から八〇年代前半)―悪書追放運動から少女雑誌バッシングへ(悪書追放運動(一九五〇年代から六〇年代)
東京都青少年条例制定をめぐる動き(六〇年代半ば) ほか)
第4章 マンガ規制の歴史2(八〇年代後半から現在)―「有害」コミック問題から児童ポルノ禁止法へ(「有害」コミック問題(八〇年代後半から九〇年代後半)
児童ポルノ禁止法の成立とネット時代の表現規制(九〇年代末から現在) ほか)
著者等紹介
長岡義幸[ナガオカヨシユキ]
1962年福島県生まれ。フリーランス(インディペンデント)記者。国立福島工業高等専門学校卒業、早稲田大学第二文学部編入後、中退(除籍)。出版業界紙『新文化』記者を経てフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐久間なす
ちゃりんこママ
ぐうぐう
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
おーしつ