内容説明
ほんの四〇年ほど前まで、日本には、革命運動に身を投じる若者が大勢いた。どれだけの若者がそれを今、すんなり納得できるだろう。どうして、学生運動は起こったのか―。遅れてきた世代の著者が探る、六〇年安保から東大闘争への軌跡。希望と怒りに彩られた、もう一つの学生運動史。
目次
第1章 希望が生まれた町―すべては砂川町の基地闘争から始まった
第2章 ターニングポイント―反戦平和から革命運動へと向かう学生たち
第3章 歌に託した明日―学生たちが真の前衛党「ブント」を結成
第4章 新婚さんと愚連隊―希望に満ちた日々に安保改定の足音が近づく
第5章 求めよ、さらば与えられん―一一・二七、国会へ初の突入!安保闘争が幕を開けた
第6章 天国への扉―革命的騒乱とともに安保闘争はクライマックスを迎える
第7章 時代は変わる―安保闘争を忘れた大衆、漂泊する運動家たち
第8章 怒りと省察、そして暴力―安田講堂攻防戦が意味したもの
第9章 美しい東大の私―苦悩深まる東大生たちの闘争の真実
第10章 敗れざる者たちの詩―革命運動はやがて狂気へと堕ちていった
終章 二一世紀のシュプレヒコール―革命家たちが見た夢、革命家たちの今
著者等紹介
伴野準一[トモノジュンイチ]
1961年東京生まれ。筑波大学卒業。IT業界でテクニカル・ライター、コピー・ライター、広告・宣伝、インターネット・マーケティング等に従事した後、ノンフィクション・ライターとして幅広い分野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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