平凡社新書<br> ペニシリンはクシャミが生んだ大発見―医学おもしろ物語25話

電子版価格
¥649
  • 電子版あり

平凡社新書
ペニシリンはクシャミが生んだ大発見―医学おもしろ物語25話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855081
  • NDC分類 490.2
  • Cコード C0247

内容説明

聴診器、レントゲン、輸血、ワクチン、麻酔…今では私たちが当たり前に恩恵を受ける医療技術の数々。その進歩の陰には、不屈の医師たちの人間ドラマがあった。時代の通説との葛藤、自らの命を賭した人体実験、思わぬ失敗が生んだ発見、研究者間の熾烈な競争など、25の物語を通して知る、医学史のおもしろ裏話。医学の発展は三分の努力と七分の偶然から!?瞠目のサイエンス進化論。

目次

第1部 診断編(何でも測らないと気がすまない男―体温測定;秘めた恋を脈で診断―脈拍測定;初めて測ったのは牧師―血圧測定;電話ごっこを見てひらめいた―聴診器;若旦那の趣味が昂じて―顕微鏡;細菌学の巨人の大失策―ツベルクリン反応;人類初体験の透視する見えない光―エックス線(X線)
深夜の極秘人体実験―心臓カテーテル検査
二重らせんのダーク・レディ―DNA
大道芸がヒント―胃カメラ(胃内視鏡)
ビートルズが支えた最新技術―CT
ノーベル賞をめぐる大波乱―MRI)
第2部 治療編(毒殺事件を呼ぶ先端治療―輸血;農婦に教わった予防法―種痘(ワクチンの誕生)
狂気を呼んだ四人の争い―全身麻酔
失われた処方を求めて―麻酔薬・通仙散
物理学を超えた町工場のオヤジさん―注射器
次々に産婦が死んでいく謎の病棟―消毒法
風邪ひきイタチに助けられ―インフルエンザ・ワクチン
クシャミが生んだ大発見―ペニシリン(抗生物質)
亡き患者への想いを胸に―人工心肺
靴墨の缶で作った命の機械―心臓ペースメーカー
一万回のセックスを観察―セックス・カウンセリング
病原菌を飲んで自説を証明―胃潰瘍の治療(ピロリ菌の発見))

著者等紹介

百島祐貴[モモシマスケタカ]
1957年神奈川県生まれ。82年慶應義塾大学医学部卒業。都立広尾病院、伊勢慶應病院などを経て、2002年より慶應義塾大学医学部放射線診断科専任講師。専門領域は神経放射線診断学、MRI診断学。医学博士。放射線科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

27
この本は、成毛眞さんが結構前に感想を書かれていたので、手に入れたはいいが今まで読まずにいました。やはり専門に近くないと後回しにしてしまいます。ただ読んでみると結構面白くこのような人物もいたのかという具合に楽しんで読むことができました。医学関連の歴史を楽しめます。2014/09/02

ふろんた2.0

25
医療の進歩は近年で急速に発展したもので、それより前は数百年あまり進歩がなかったというのは、ある程度知っていた。目に見えないもの全く考えられてこなかったものを発見するというのは、すごいな。それにしても昔の検査は辛そうだ。2016/07/26

kanki

21
体温、脈、血圧などの医学歴史。感嘆トリビア多数。とても面白い2023/10/19

ビイーン

18
医学史上の発見の面白エピソードが満載で、読み易い。医学の発展の裏には数々の失敗や驚くような人間くさいドラマがあったことに感嘆した。2016/04/17

スケキヨ

17
面白かったぁ!行きつけ図書館の司書さんが紹介されていた本。体温測定、血圧測定、色覚検査、輸血に消毒法など様々な医療技術の誕生・進歩をわかりやすくかかれた一冊。色覚検査表を作ったのは日本人だと知ったり、輸血の「ひぇぇぇぇ」と思わず声を出してしまうような歴史や、なんだよー医学会の泥沼の争いは昔々からあるのかよーとか楽しめました。そしてきっと23世紀ぐらいに21世紀初頭の治療法を聞いて「ひぇぇぇぇ」と言う人もいるんだろうなぁとちょっと想像笑いしてしまいました。2014/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/337059
  • ご注意事項

最近チェックした商品