内容説明
聴診器、レントゲン、輸血、ワクチン、麻酔…今では私たちが当たり前に恩恵を受ける医療技術の数々。その進歩の陰には、不屈の医師たちの人間ドラマがあった。時代の通説との葛藤、自らの命を賭した人体実験、思わぬ失敗が生んだ発見、研究者間の熾烈な競争など、25の物語を通して知る、医学史のおもしろ裏話。医学の発展は三分の努力と七分の偶然から!?瞠目のサイエンス進化論。
目次
第1部 診断編(何でも測らないと気がすまない男―体温測定;秘めた恋を脈で診断―脈拍測定;初めて測ったのは牧師―血圧測定;電話ごっこを見てひらめいた―聴診器;若旦那の趣味が昂じて―顕微鏡;細菌学の巨人の大失策―ツベルクリン反応;人類初体験の透視する見えない光―エックス線(X線)
深夜の極秘人体実験―心臓カテーテル検査
二重らせんのダーク・レディ―DNA
大道芸がヒント―胃カメラ(胃内視鏡)
ビートルズが支えた最新技術―CT
ノーベル賞をめぐる大波乱―MRI)
第2部 治療編(毒殺事件を呼ぶ先端治療―輸血;農婦に教わった予防法―種痘(ワクチンの誕生)
狂気を呼んだ四人の争い―全身麻酔
失われた処方を求めて―麻酔薬・通仙散
物理学を超えた町工場のオヤジさん―注射器
次々に産婦が死んでいく謎の病棟―消毒法
風邪ひきイタチに助けられ―インフルエンザ・ワクチン
クシャミが生んだ大発見―ペニシリン(抗生物質)
亡き患者への想いを胸に―人工心肺
靴墨の缶で作った命の機械―心臓ペースメーカー
一万回のセックスを観察―セックス・カウンセリング
病原菌を飲んで自説を証明―胃潰瘍の治療(ピロリ菌の発見))
著者等紹介
百島祐貴[モモシマスケタカ]
1957年神奈川県生まれ。82年慶應義塾大学医学部卒業。都立広尾病院、伊勢慶應病院などを経て、2002年より慶應義塾大学医学部放射線診断科専任講師。専門領域は神経放射線診断学、MRI診断学。医学博士。放射線科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
ふろんた2.0
kanki
ビイーン
スケキヨ
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