平凡社新書<br> 折口信夫 霊性の思索者

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平凡社新書
折口信夫 霊性の思索者

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855036
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0291

内容説明

富岡多惠子、安藤礼二らによる新しい折口研究の動向を踏まえながら、あらためて折口=釋迢空という存在が「発生」する過程を捉え直し、折口学の孕む巨大な学問的射程を検証する。霊的なものと感性的なもの、両者の融合を体現する折口信夫。

目次

序章 折口信夫像の揺れ
第1章 折口信夫の「発生」
第2章 折口学とは何か
第3章 プネウマとともに―息と声の詩学
第4章 浄土への欲望と京極派和歌
第5章 霊性の思索者

著者等紹介

林浩平[ハヤシコウヘイ]
1954年和歌山県生まれ。詩人、恵泉女学園大学特任准教授。東京大学法学部卒業。NHK勤務の後、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文筆活動のほかにテレビの文化番組の企画・演出や美術館企画のコーディネートなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

6
「折口が「ほかひびと」という概念を創出したことは、文学のみならず民俗学や芸能史といった分野の研究にも大きく寄与することとなった。呪詞が唱えられる際には、身体所作を伴ったはずだから、ここに舞踏や演劇の起源を見出だすことができる…ほかひびとのなかに身体儀礼の誕生を見るのは、まさに…演劇史による理解につながるわけだが、「浮浪民なるくぐつの民の女が、人形を舞はした事は、平安朝中期に文献がある」として、「くぐつ以前の偶人劇」という章のなかで、後世の人形浄瑠璃にまで展開する人形を用いた演劇の領野に特別な関心を示す」2019/03/24

almondeyed

0
入門書として読んでみたのだが、ちょっとハードルが高かった…2012/10/20

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