内容説明
日本ではほとんど知られていない北朝鮮の文化・芸術・市民生活。われわれの“隣人たち”は、何を見て、何を聞き、どのような生活をしているのだろうか。北朝鮮の現代史、政治・経済情勢を織り込みながら解説する。確かな相互理解のために―「金正日体制」を「文化」から読み解く。
目次
第1章 北朝鮮の食文化―犬肉料理と薄味キムチと冷麺と
第2章 映画は最大・最強の大衆芸術―プロパガンダと芸術性を両立させた金正日
第3章 オペラ・サーカス・マスゲーム―北朝鮮自慢の舞台総合芸術
第4章 北朝鮮の美術と「世界遺産」―見直される朝鮮画/高句麗古代壁画/小さな美術館「切手」
第5章 文学も体制維持・強化に奉仕―金日成賛歌から『ファン・ジニ』まで
第6章 教育とスポーツ―思想教育で体制堅持/エリート教育で国威発揚
第7章 観光資源と鉱物資源―白頭山と金剛山、温泉・鉱泉・レアメタル
第8章 マスメディアと交通事情―論文指導とテレビCM/増える自転車/「統一列車」が走る日
第9章 北朝鮮・旅のアラカルト―ひと味ちがう旅、ユニークな旅
著者等紹介
吉田康彦[ヨシダヤスヒコ]
1936年東京生まれ。東京大学文学部卒業。NHKジュネーヴ支局長・国際局報道部次長を経て国連職員となり、ニューヨーク、ジュネーヴ、ウィーンに10年間駐在。86‐89年IAEA(国際原子力機関)広報部長。帰国後、埼玉大学教授。現在、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授。日朝国交正常化全国連絡会・放射線教育フォーラム顧問、核・エネルギー問題情報センター常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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