内容説明
葬儀業界に革命を起こし続ける著者が、その知られざる世界の裏側を赤裸々に描く。
目次
序章 おくりびとの一日
第1章 職業としての葬儀
第2章 やっぱり葬儀社は辞められない
第3章 葬儀をめぐる「ひと・もの・かね」
第4章 まっとうな葬儀をやりたい
第5章 葬儀で損をしないために
著者等紹介
小林和登[コバヤシカズト]
1974年東京都小金井市生まれ。高等学校卒業後、94年に葬儀社に入社。以来、大手葬儀社などで活躍するも、既存の葬儀業界のあり方に疑問を感じ、2003年に独立して葬儀社(「有限会社東京フラワーセレモニー」)を立ち上げる。現在、同社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
29
葬儀とはなんだろう、誰のため、何のため? 本書にも書かれているが地域とのコミニュティーが希薄な現在、葬儀も大きく変わりつつあると思う。 家族葬や、無宗教での葬儀など、生前の本人の意志を受けたものも多いようだ。親戚や家族構成も昔に比べてかなり減少している。これからの葬儀のあり方を考えてみたい。内容は葬儀にまつわる話が多くタイトルにある「仕事」という部分はおおざっぱという印象を受けた。2014/05/14
スノーシェルター
22
ためになった。人は必ず死んでしまう。残された人達のために準備すること、心に区切りをつけることが、なぜ縁起が悪いのか。死は私たちに生の大切さを教えてくれる存在である。2014/05/23
じゅんた
7
昨今、だいぶ葬儀料は明瞭会計になってきた気がするがどうなのだろうか。知人の葬儀に出て、その仕事に興味を持って読んだが、想像の斜め上をいくエグい話も多かった。お坊さんに関してはもともと思うところがあったのだが、筆者もその点はよく指摘していて激しく同意。自分の時の事は事前に準備しておこう。ぼったくられないように。→手元供養/葬儀全体の費用は、祭壇の価格の3倍。80万の祭壇なら240万/供花組込の生花祭壇/その日の備忘ノート①葬儀の内容②その日を迎えた時の連絡先③遺産関係の備忘録2020/07/14
だい
7
葬儀社を営む著者。「月に1軒葬儀があれば生活でき、2軒あれば貯金ができる。3軒もあれば、家族で豪華な旅行ができる。」。葬祭料は、「身内が死んだ家族の動揺を利用して、仕掛ける」、「通常の金額の2倍設定して、それから割り引いたようい見せる」に空いた口がふさがらず、レアな遺体の描写に閉口する。儲かるのですねえ。後は自慢話が多いが、「お寺はもはや、稼業になっている」には納得しました。2017/09/20
mutante
6
遺族が読んだら激怒しかねないエピソードを掴みにして、警察や病院の指定業者になるためにはどうするかを分かりやすく説明しているが、「人より金が好き」という印象しか感じなかった。あの世には金は持っていけないんだぜ?2013/05/09
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- 和書
- 虹を待つ彼女