平凡社新書
昭和マンガ家伝説

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854572
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0271

出版社内容情報

平岡正明は音楽と映画に強いが、マンガにもめっぽう強い。世界一のマンガ王国・日本にはゴダールやコルトレーンもいる。戦後批評史の未知の領域に屹立するマンガとマンガ家たちの幻想世界を縦横無尽に解読。

内容説明

平岡正明は音楽と映画に強いが、漫画にもめっぽう強い。世界一のマンガ王国・日本にはゴダールやコルトレーンや若松孝二もいる。戦後批評史の未知の領域に屹立する漫画と漫画家の幻想世界を縦横無尽に解読。世の中にはジャズと映画のほかに、ちゃんとマンガがあったのだ。

目次

小松崎茂
六浦光雄
長谷川町子
手塚治虫
谷岡ヤスジ
赤塚不二夫
松本零士
石ノ森章太郎
平田弘史
滝田ゆう
寺沢武一
かわぐちかいじ
安彦良和
富永一朗
西岸良平
秋本治

著者等紹介

平岡正明[ヒラオカマサアキ]
1941年東京・本郷生まれ。早大中退。評論家、作家。60年安保闘争以後、暴動をプロレタリア最大の反抗の武器として捉え、政治結社「犯罪者同盟」を結成、その理論武装書『犯罪あるいは革命に関する諸章』を著す。67年に北米黒人・ジャズ・資本主義の諸問題をマルクス主義を軸に論じた『ジャズ宣言』によって評論家としてデビュー。以後、新左翼運動の異端的存在として絶大な思想的影響力を及ぼしつつ今日にいたる。近代日本民衆史を巡る秀逸な研究書を多数著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

22
おそらく企画段階では取り上げている漫画家の作品を読んでちゃんと評論するつもりだったのかもしれないが漫画関連の知識があるわけでもないので自信のある話に逃げてしまった感じの一冊。熱意と勢いで読ませる文章になっているが中身がないので読了感はあまりない。「遅まきながら漫画評論家デビューです」と浮ついたことを書いているがご飯を食べるついでに店に置いてある漫画を読む程度という感じなので仕事なんてこないだろう(実際、著作リストを見てもこれ以後は漫画評論本を書いていない)。2025/06/09

口先男爵

3
松本零士の章を読んだ後でラーメンライスを食べてしまった。『カムイ伝』のカの字も出てこないのに寺沢武市(しかも『ゴクウ』!)や秋本治(しかも『東京深川三代目』!)を語るマンガ論は新鮮でした。2010/02/17

Doughnut

2
マンガそのものよりもマンガの在った時代を論じている。昭和の熱量を浴びて育った著書にしか書けないだろう。この光景も伝説になるのか2016/09/05

ビーフハート

2
対象はマンガでも切り口は流石いつもの平岡節。こんど虹色のトロツキーと牙拳を読むことにしよう。2012/03/07

長谷邦夫

2
平岡氏は、量的にマンガは多く読んではいない人である。しかし、特異なこだわり方で作品を読む名手なのである。この本では小松崎茂の絵物語などにも言及してみせる。2009/09/16

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