内容説明
あまた溢れる頭下げの謝罪会見。いまや「日本文化」の一角に鎮座、まさに「謝罪文化」と言っていい。それは、誰のためなのか、何のためなのか。この十年余、集めに集めた三〇〇件から厳選。そのウソと真実を睨んで、異才マッド・アマノが衝く。
目次
究極のパフォーマンス ここまでやる?
巨大救済劇のカラクリ
詫びるべきは国民に
事実はいつもイモヅル式
懲りない会社
罪の重さと自覚の軽さ
昨日の敵は今日の友
はがされたブランド
そして公僕はいなくなった
「テレビも人の子」ではすまされない
白衣がついた真っ赤なウソ
親の責任、親方の責任
そのバッシングにクエスチョン
学校の謝罪でかすむ本人責任
違和感ぬぐえぬ外国人謝罪
不透明な、謝罪のあと先
傷が癒されることはなく
謝罪とニッポン人
著者等紹介
マッド・アマノ[マッドアマノ]
1939年東京都生まれ。本名、天野正之。東京芸術大学美術学部卒業。71年、自動車公害を風刺した作品が「写真著作権侵害」として告訴され、16年間係争。東京高裁で勝訴後、最高裁で高裁に差し戻されて和解で結審した。写真週刊誌『FOCUS』では創刊から休刊までパロディー作品を約1000回連載。現在、新聞、雑誌で連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
1
「選挙」という映画が海外で文化風刺として受け止められたような感じと同じ感じだってことですね。2014/11/06
jack
0
マニュアル経営者、拝して読むべし。☆4.02015/12/23
まさむね
0
謝罪会見で頭を下げている瞬間の写真ばかりを紹介。いかにもこの著者らしい。事件の背景分析しているのも興味深い。2008/11/22
bookcustomer
0
シンドラーエレベータ製のエレベータで死亡事故が日本であった際にその外国人のその社長が記者会見で謝らなかったが、その事故調査はしたようで、その製品がシンドラーエレベータ製だが、また別にそのエレベータのメンテナンスの会社もあり、また競合する他社のエレベータ会社もあり、またリストラの対象にされるかもしれないその会社に勤めるその一社員としての一個人もいますが、その事故調査もそれのwikipediaにありましたが、その外資系のそのシンドラーエレベータが日本から引きあげたようで、謝罪が前に上半身だけを曲げる動作ですが
-
- 和書
- ショパン 講談社学術文庫