内容説明
ついこの間の昭和の時代。でも日本人と動植物の日常関係は、いまよりずっと濃密だった。ウグイスの糞は美顔術に利用され、貝の卵嚢は遊び道具の「ウミホオズキ」になり、縁日その他でも、実にさまざまなものがみられたのだ。「そういえばあったね!」はいまどこに?懐かしさと発見にみちたご近所中心探検行。
目次
洗顔に使ったウグイスの糞
「うぐいすの粉」はソウシチョウの糞
ゾウさんのウンコ
ガマの油売りとヤマガラの芸
医用蛭とオクリカンクリ
金魚とメダカとヒヨコすくい
放生いろいろ
絹糸草とネコの草
キク人形
カシワ餅の葉っぱ
ムール貝はタダだった
白化した「ミル貝」
壺焼きとタコ壷
縁日のオオヤドカリ
綿菓子と酸貝
幻のウミホオズキを求めて
著者等紹介
周達生[シュウタッセイ]
1931年神戸市生まれ。動物生態学・民族学専攻。国立民族学博物館名誉教授
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感想・レビュー
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トムトム
22
戦後すぐぐらいの昭和のなつかしでした。私も昭和生まれですが、少々時代が違いました。まぁ、人によっては「へ~」というポイントがあるかもしれない、ないかもしれない・・・2021/04/15
スプリント
9
昭和初期のネタが多いので注意です。博物学に興味のある方はおすすめですが食事時の読書は避けたほうがよいでしょう。2019/07/13
Koji
4
昭和って長いから漠然としてるような。2016/01/13
norio sasada
1
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/7859889000086a33f9b9a04d8aefe257 https://note.com/norio0923/n/n30b5d7f973332009/04/16