内容説明
企業が社員を育て、生涯面倒を見る―。そんなことは古きよき時代の昔話となった。今や、「自立して生きる」ということを考えざるをえない時代である。それは組織に属していようといまいと、同じだ。だが、自立して生きるには、どういう視点を持てばいいのか。どのような姿勢で自分の人生に臨むべきなのか。７つのキーワードと著名人らの「実例」によって、「自立の時代」を自力で切り拓く指針を示す。
目次
１ 自己理解
２ 認知
３ 複眼思考＝バイフォーカル
４ リスクテイクとリスクヘッジ
５ 自己成長欲求
６ 自己表現＝アサーション
７ ギフト＝天啓
著者等紹介
小杉俊哉［コスギトシヤ］
１９５８年新潟県生まれ。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科助教授、株式会社コーポレイト・ユニバーシティ・プラットフォーム代表取締役社長。早稲田大学法学部卒業後、ＮＥＣ入社。マサチューセッツ工科大学経営大学院修士課程修了後、マッキンゼー、ユニデン人事総務部長、アップルコンピュータ人事総務本部長を経て独立
神山典士［コウヤマノリオ］
１９６０年埼玉県生まれ。ノンフィクション作家。信州大学人文学部卒。ビジネス、スポーツ、芸術、地域活動、異文化等、さまざまなテーマを縦横に横断しながらノンフィクション作品を書き続けている。主な著作に『ライオンの夢 コンデ・コマ＝前田光世伝』（第３回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞）など
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感想・レビュー
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ざっく
10
2004年に書かれた本。組織に頼らず生きる、というテーマは、この頃から取り上げられていたのだろうか。清原、中田英寿、古舘伊知郎などなんとなく懐かしさを感じる人にフォーカスし、自立して生きていくための要素を解説している。群れることが嫌いでも、部活や会社などの組織が好きな自分は、何かの目的に向かってチームで取り組むことが好きなのだろう。最後の「独りで生きていける者同士が手を組むならいい。独りでは生きていけない者が群れることが気持ち悪いだけだ。」という言葉が印象に残った。2022/08/28
Ｂ.Ｊ.
6
●ヴィクトール・フランクル：ユダヤ人・夜と霧の著者。 →生きる目的を持った人間だけが生き残ることができる。 →収容所で、Ｘｍａｓのあと大量の死者が出た。なぜか？収容所の人々は、ひょっとしたらクリスマスの特赦があり解放されるのではないかと期待した。ところがそれがはかない夢だと知らされたとき、身体の免疫が落ち、発疹チフスが発病し、死に至った。いつ出られるかの見通しもまったくないまま多くの人々が、行きルことを気持ちの上で放棄してしまったのだ。・・・本文より2020/03/05
Toku
0
中田英寿の話は確かに、と考えさせられた。2010/10/18
doradorapoteti
0
自分の興味ない清原とか中田とか古舘の話なので正直期待してなかった。 でも、案外楽しめた。 一つ一つの章が短いからかもしれないけど。 一番面白かったのは中田のリスクテイクとリスクヘッジの話かな。2008/08/25
