内容説明
わが国初の民間マンションが分譲されてから、マンションの歴史は半世紀に達しようとしている。この間、マンションは都市での生活スタイルを大きく変え、従来の戸建住宅にはなかった利便性と快適性を生み出してきた。その反面、さまざまな問題も発生し、なかでも阪神淡路大震災によって大きくクローズアップされた建替え問題は、深刻なものとなっている。区分所有法と管理組合、劣化現象と修繕など、多方面から問題に光をあて、マンションにおける集住と都市居住のこれからを考える。
目次
第1章 マンションの歴史とさまざまな課題
第2章 マンション問題と司法の考え方
第3章 マンション犯罪と事件
第4章 マンションの法律と管理組合
第5章 マンション供給と寿命
第6章 マンションの劣化現象と修繕
第7章 建替えとマンションの終末
著者等紹介
藤木良明[フジキヨシアキ]
1941年三重県生まれ。65年名古屋工業大学建築学科卒業。現在、愛知産業大学教授、工学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。