内容説明
個人国債に興味をもった初老の主婦・憂子さん。銀行で説明を聞くうち、ただならぬ問題に気づいた彼女は専門家たちを訪ねてまわる勉強を開始する―。膨らむ一方の国債残高は五〇〇兆円間近、無為無策のツケを子孫にまるまる負わせるのか、それともすべての破綻は目前なのか?国債の発行・流通のしくみから超借金国家のゆくえまで、対話仕立てではじめてわかる日本国債のすべて。
目次
第1章 国債とは何か
第2章 国債の流通市場
第3章 国債の発行市場
第4章 膨らむばかりの国家債務
第5章 国債と日本経済のゆくえ
第6章 破綻と再生のシナリオ
著者等紹介
千代田圭之[チヨダケイシ]
1947年名古屋市生まれ。東京理科大学卒業。日本工業新聞、時事通信に証券・金融記者として勤務する。2001年より執筆活動に専念、経済、金融、現代医療などをテーマにした小説などを執筆している
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感想・レビュー
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うめまる
1
国債に興味を持った主婦が、証券マンや大学教授に手ほどきを受けながら、知識を深めていく。その行動力がすごいし、会ってくれる講師陣もすごい笑2017/08/11
TYURA BOY@CULTURE
1
超入門などではなく、特に前半部分はそれなりにタフな内容であり、説明を助ける図表がほとんどないので理解が難しいところもある。しかし、本書の後半部分は、膨らむばかりの国家債務、国債と日本経済の行方、デフォルトの解説等、興味深く面白い内容である。2013/03/15
Row_the_Punks
1
小説?対話形式で国債を説明するのは、無理があるんじゃないか?特に前半。2012/11/29
Naota_t
0
日常生活には馴染みの薄い“国債”について、超入門を教えてくれるが、扶桑社新書並みに手書き風グラフや絵をふんだんに使うこともない。気軽な気持ちで読み始めてもちょっと痛い目にあうかもしれない。教科書的な内容を、全てストーリー立てて、主人公の主婦・憂子さんが疑問に思ったことを銀行家や大学教授などとの会話を通して解消する。まぁ教科書を読むよりは確かに分かりやすく、何よりメリットなのは、色んな“立場”から国債を語ってくれるので、正に多面的に理解できる。「国債とは何じゃら」と考えている人は一読しても損はない一冊です。2014/10/06
ころとん
0
序盤はややこしくてかったるいが、借金の現状~破綻(仮定)で盛り上がる。2009/08/22
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