内容説明
「高級」「格式ばった」イメージの強いフランス料理。しかし、現在の美食の国を支えているのは、食文化の裾野の広さにある。三ツ星シェフ、カリスマ農夫、食育のパイオニア。食にまつわる日仏両国の試みを通し、味覚の不思議に迫る。素材、料理人、それとも演出?最新版、美味のレシピ。
目次
序章 美味の星
第1章 美味の環境
第2章 味覚の基本
第3章 美味の素
第4章 美味の食育
第5章 美味の文化
著者等紹介
鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年富山県生まれ。お茶の水女子大学卒業。翻訳家、ジャーナリスト
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感想・レビュー
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愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
5
【ココロの琴線に触れたコトバ】私は本当のグルメって、体にも贅沢をさせてあげることだと思います。いくら美味しくても、栄養がありすぎて成人病になったら意味がない。味も美味しく、体にいいもの。贅沢かもしれないけれど、食材は無農薬で、だしはいいカツオと昆布から取る。それが体にも心にも贅沢なことだと思います。2014/12/30
de sang-froid
0
グルメ本かと思ったのですが、栄養学や味覚、日本食にもについても触れられていて、改めてタイトルをよく見るとなるほど。食べるということは毎日のことなのでついおろそかにしがち。食を見直す良い機会になった。2009/08/13