内容説明
古代日本、大和朝廷の起源は歴史の深い霧に覆われている。その成立はいかなるプロセスを経たのか?なぜ日本人は天皇家による支配を受け入れたのか?最大の手がかり『古事記』『日本書紀』はあまりに曖昧だ。しかし、まったくの五里霧中というわけではない。文献・考古資料を駆使、大胆な推理もまじえて大和朝廷と天皇家の起源の姿に迫る。
目次
「謎の四世紀」と「倭の五王の時代」
『古事記』と『日本書紀』の成り立ち
大和朝廷の誕生
大王の「身うち争い」
『日本書紀』は信頼できるか
『七支刀銘文』と『好太王碑文』
倭の五王が目指したもの
加耶諸国との交流
三点の金石文
前方後円墳の起こり
巨大古墳と「河内王朝論」
王朝交替説
大和朝廷の歴史と伝説
日本市場の天皇家の役割
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年山口県防府市生まれ。東京大学大学院史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を比較文化的視点で扱った研究に取り組んでいる
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