内容説明
経済のグローバル化の進展によって大きく塗り替えられようとしている世界の経済地図。その中にあって、創業者一族を核にした「財閥」という企業集団が、二一世紀の今日もなお大きな力を発揮し、各国の経済を動かしている。アメリカやヨーロッパの伝統ある財閥から、ニューエイジのIT企業、さらにロシアや第三世界の財閥まで、世界経済にも大きな影響を与えるビッグファミリーたちのパワーの実態と経営者の素顔を明らかにする。
目次
第1部 有力財閥の群像(ロックフェラー(アメリカ)―石油メジャーから世界でもっとも影響力のある財閥へ
ジーメンス(ドイツ)―ドイツを代表する世界有数の多国籍企業
マードック(オーストラリア)―世界を翔けるメディア王の野望と戦略
デュポン(アメリカ)―世界最強の化学会社が描く二一世紀戦略
LVMH(フランス)―世界の老舗を傘下に従え“高級ブランド帝国”を築く ほか)
第2部 変動する社会と財閥(財力が、権力と名誉を引き寄せる―ベルルスコーニ、シナワット、ブルームバーグほか;タイの華僑財閥―政治・経済に影響力増す潮州系華僑;「寒い国」と「赤い国」の財閥グループ―旧社会主義国ロシアと開放経済中国の富める者たち;韓国の財閥 三星・現代・LG・SK―経済危機をバネに再編が進む;アラブの財閥ファミリー―日系企業と親密なアラブの民間有力ファミリー ほか)
著者等紹介
久保巌[クボイワオ]
1942年福岡県生まれ。早稲田大学商学部卒業。経済評論家。国際経済や商社、金融をおもなテーマに各紙・誌で活動。日本貿易学会、国際商取引学会各会員、東京文化短期大学講師
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