内容説明
「家族写真は、息がかかるくらいの距離で」「まず続けてシャッターを押すことを覚えよう」―。当代随一の名手が、写真の王道「スナップショット」の尽きない魅力とテクニックを懇切丁寧に解き明かす。デジカメ時代に、自分ならではの写真を楽しむための決定版入門書。
目次
第1章 技法書を捨てよ町に出よう(写真を「撮る」ということ;教科書通りの大人、教科書を読まない少年少女;そこに町がある、カメラがある)
第2章 スナップショットのススメ(スナップショットとはなんだろう;スナップショットはなにを映し出すか;スナップをはじめる前に)
第3章 ご近所写真術入門(愛しい人を写す;近所を写す;賑やかな街を写す;愛しの町を写す;祭りを写す;旅を写す)
第4章 デジタルカメラはどう使う(デジタルカメラと上手につきあう;デジタルカメラとスナップ;デジタル一眼レフの時代)
著者等紹介
大西みつぐ[オオニシミツグ]
1952年東京深川生まれ。東京綜合写真専門学校卒業。85年、「河口の町」で第22回太陽賞、93年、「遠い夏」ほかで第18回木村伊兵衛写真賞受賞。現在、東京綜合写真専門学校講師、武蔵野美術大学非常勤講師、日本写真協会会員、東京カメラ倶楽部会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
3
スナップショットのすすめ。写真技術である「構図」や「露出」を忘れて身の回りのモノを写してみようかにゃあ。2011/08/07
ルアット
1
図書館のデジカメ特集のコーナーにあったのを借りた。10年ほど前の本なので、デジカメの性能についてはちょっと古い感もあるが、そんなこととは関係なく、スナップ写真を撮るためには、あまり構えず、手当たり次第に考えずに撮るのが大事という。フィルム代、現像代のかからない今のデジカメ時代こそできることだと思うので、自分もこの本に書かれているような感じで、スナップ写真を撮っていきたいと感じた。2013/04/21
FK
0
デジカメということでは、もはや古い(あまり役に立たない)本になるかもしれない。後段のスナップショット写真については、当時も今も同じ。つまり役立つということになる。 ともかくたくさん数を撮る。そしてその時にはテーマはどうだ、構図がどうのなど何も考えずにひたすら撮る。これが氏のアドバイスであった。その時、その場で、自分自身が感じたことピンと来たことをある種の偶然性とともにばちばち写していく。それが大事なのだと私にも分かった。 2014/12/11
小夏かん
0
図書館の本で返却がせまったため飛ばし読み。写真を撮るということは、その一瞬の自分のひらめきを記録するということ。すごいなと思う。デジカメができたおかげで、それがもっと気楽にできるようになった。2012/01/08
Naota_t
0
2011/05/17 2011/05/17