内容説明
同時多発テロは、航空界にも深刻な衝撃を与えた。航空企業は経営危機に陥り、安全性への信頼は地に墜ちた。しかし、エアラインの病理はすでに長期的に進行していた。効率最優先で後回しにされる安全性への配慮、便数の爆発的増加に追いつかない設備と管制…。いまや航空そのもののあり方を問い直すときがきているのだ。信じられない事故・事件の背景にはいったい何が?航空文明の曲がり角を徹底検証する。
目次
第1章 クライシスの始まり
第2章 信じられない事故が起きている
第3章 日本の空が危ない
第4章 危ないエアラインが飛んでいる
第5章 危険な空港はどこだ
第6章 こんな機種には気をつけよう
第7章 安全性と信頼を取り戻すために
著者等紹介
杉浦一機[スギウラカズキ]
1947年石川県生まれ。航空アナリスト。ライフワークとして40年以上にわたり世界の民間航空をウォッチしている。利用者サイドに立ったユニークな分析で執筆・講演・マスコミ出演などで活躍。参議院運輸委員会調査室客員調査員、東京都などの空港問題懇談会委員も務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。