平凡社新書<br> WTO―世界貿易のゆくえと日本の選択

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平凡社新書
WTO―世界貿易のゆくえと日本の選択

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582851090
  • NDC分類 678.1
  • Cコード C0263

内容説明

自由貿易か、保護主義か?貿易システムは、時には世界大戦の惨禍を引き起こし、また食生活をはじめとして、私たちの日常に深くかかわっている。ガット、WTOを通じて確立されてきた自由貿易体制。しかし遺伝子組み換え食品など、いま新たな課題が山積しつつある。そしてグローバル化への根源的な異議も湧き起こり…。新ラウンドはどうなる?日本はどうする?「他人事ではない問題」としてのWTO入門。

目次

第1章 シアトルの衝撃
第2章 戦後経済発展を支えたガット体制
第3章 米欧の新ラウンド前哨戦
第4章 日本の思惑
第5章 存在感を強める途上国
第6章 新ラウンドの枠組みと展望

著者等紹介

村上直久[ムラカミナオヒサ]
1949年山口県生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業、東京教育大学大学院修了。時事通信社に入社、英文部、外国経済部などに勤務。89年~94年ブリュッセル特派員。現在長岡技術科学大学助教授。専門は地域統合論、時事英語
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感想・レビュー

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shinnari79

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TPPが話題になる中、農業を中心にこれまでの交渉の経緯をおさらいしようと図書館で借りた。第2次世界大戦後の自由化交渉の歴史がさらっとなぞれた。特に参考になったのが、第2章戦後経済発展を支えたガット体制と第4章日本の思惑。日本がコメを部分開放した1993年から17年経った今でも、自由化に立ち向かえない日本の奥手さが歯がゆい。筆者は時事通信記者で、89〜94年のブリュッセル特派員時代にウルグアイラウンド交渉の経緯を取材。新聞記者の本にありがちな取材時の裏話に偏るような書き方もなく、冷静な文章で好感が持てた。2010/12/19

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