内容説明
ヒバリの巣の見つけ方は、父が教えてくれた。腰をのばしのばし、田植えの手伝いをした。煙を上げて走る機関車を、先頭切って追いかけた。家族、自然、そして「ぼく」。生きるものすべての結びつきを描いた、岐阜県恵那地方の豊かな暮らし。あなたの子ども時代はどんなでしたか?「ぼく」のふるさとは、ここにあります。
目次
1 ぼくのヒバリ(一枚の写真;いたずらっこ ほか)
2 梅の実、桑の実、木いちごの実(梅の実、桑の実、木いちごの実;昼弁当の時間 ほか)
3 月おくれの雑誌(月おくれの雑誌;ドジョウとり ほか)
4 レントゲン眼鏡(レントゲン眼鏡;ゴムまり、メンコ遊び ほか)
著者等紹介
新田鉦三[ニッタショウゾウ]
1920年岐阜県生まれ。師範学校卒業。41年間教職に携わる。その間太平洋戦争に行き、中国戦線で二弾を受ける。著書に句文集『積乱雲』(牧羊社)、学校文集『おかあちゃんのしわのばし』(編著、草土文化)がある。全日本写真連盟会員、元恵那市児童センター運営協力委員長。趣味は写真、謡曲、マジック
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