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内容説明
19世紀末に来日したピエール・ロチから、クローデル、マルロー、ロラン・バルト、20世紀末に来日したレヴィ=ストロースまで、およそ1世紀の間に日本を訪れた、フランスを代表する5人の文学者・哲学者は、そこに何を見出し、何を語ったのか。彼らが描いた5つの「日本」像と、そこに投影されたヨーロッパ近代への自己省察をもとに、「他者」の眼に映った表象のなかに、異文化への「翻訳」によって初めて発見された「日本」文化の新たな解読の「可能性」を探る。
目次
序章 異国へ、東方へ、そして日本へ
第1章 ピエール・ロチ―異郷の日本
第2章 ポール・クローデル―始原理想の日本
第3章 アンドレ・マルロー―侍、隠者、神性の日本
第4章 ロラン・バルト―虚と表徴の世界としての日本
第5章 クロード・レヴィ=ストロース―多文化融合モデルとしての日本
終章 日本への一世紀
著者等紹介
大久保喬樹[オオクボタカキ]
1946年生まれ。東京大学教養学部フランス科卒業後、パリ大学、高等師範学校に留学。現在、東京女子大学教授
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