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平凡社選書
黄金のプラハ―幻想と現実の錬金術

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582842050
  • NDC分類 234.8
  • Cコード C0022

内容説明

ヨーロッパの歴史と文化の十字路。宗教改革、民族運動、ナチズム、社会主義、民主化、…歴史の激動に翻弄されながらも、その記憶と伝説によって夢幻の美に彩られた、中欧の古都プラハ。幾重にも積み重なった記憶の深みに分け入り、幻想と歴史が織りなすプラハの魅力へと読者を誘う。

目次

1 プラハの名前をめぐって(「鴨居」から「敷居」へ;「モルダウ」から「ヴルタヴァ」へ ほか)
2 プラハの歴史をめぐって(創設からマニエリズムまで;バロックからネオ・ルネサンスまで ほか)
3 プラハの聖者像をめぐって(聖ヴァーツラフとブルンツヴィーク;聖ヤン・ネポムツキーとプラハの幼子イエス ほか)
4 プラハのユダヤ人街をめぐって(チェコのユダヤ人とプラハのユダヤ人街;ラビ・レーフとゴーレム伝説 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

4
「様々ないかがわしさのつきまとう聖者ヤン・ネポムツキーの崇拝は、18世紀になると啓蒙主義者たちからその事実誤認と迷信性を…批判された。…しかしながら、教養ある階層が聖ヤン崇拝を避け始めても、民衆、とりわけ農村の中に、聖ヤン崇拝は相変わらず生き続けていて、5月16日の聖ヤン祭の日には、毎年チェコ全土から、地方の民衆衣装をまとった夥しい巡礼者がプラハに押し寄せて、プラハの町を一変させてしまう…しかし、チェコの民族主義者たちは…聖ヤン崇拝を逆手に取って…民主主義的プロパガンダに利用して…大集会に変えてしまった」2023/10/03

noémi

4
精神状態がよいときなら、それでも読めるんだろうけど、イマイチこういうわかりにくい文体のものをチマチマ読んでいる気分にならず、リタイア。建国の女王リブシェ伝説については、前々からもっとよく知りたかったから、それでもいいけど。ご縁がなかったってことで~。2013/01/08

call

3
プラハ、ひいてはチェコの歴史についての本。建国から現代まで扱っているものの、通史というよりは特定のトピックに焦点を当てて、実証主義というよりはチェコ(人)の精神性に焦点を当てて書かれている。いうなればチェコ(人)とは何かということを描いているのではないか。本書ではナショナリズムという言葉は使われなかった or 目立たなかったが本書で語られたものごとがいかにしてチェコの国民形成へとつながったのであろうか2017/06/27

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