内容説明
日記の書き手と知的に対話し、その社会的現実をめぐって繰りひろげられる思考の方法、そこに見られる原則的なものは何だったのか、と問い、平安末鎌倉初期の転回の様相と古代末の社会的・政治的変動のもつ帰結とを「例」と「理」という二つの語に表現される思考・行為の規範のはたらき方の変化を通じて見出し、「思考史」の分野を切り拓く。
目次
第1章 鎌倉時代の位置
第2章 玉葉を読む
第3章 平安中期の例
第4章 平安末期の例と理と
第5章 平安中期の理
第6章 再び鎌倉時代の位置
日記の書き手と知的に対話し、その社会的現実をめぐって繰りひろげられる思考の方法、そこに見られる原則的なものは何だったのか、と問い、平安末鎌倉初期の転回の様相と古代末の社会的・政治的変動のもつ帰結とを「例」と「理」という二つの語に表現される思考・行為の規範のはたらき方の変化を通じて見出し、「思考史」の分野を切り拓く。
第1章 鎌倉時代の位置
第2章 玉葉を読む
第3章 平安中期の例
第4章 平安末期の例と理と
第5章 平安中期の理
第6章 再び鎌倉時代の位置