出版社内容情報
宮廷料理、料理書、安東チムタクなど、独自の発展を遂げる韓国・北朝鮮の食文化の変遷を豊富な資料をもとに読み解く。2022年度「味の素食の文化フォーラム」公式本。
内容説明
歴史・地域・グローバル化の3つの視点から、東アジアにおける朝鮮半島独自の食文化に迫る。
目次
序章 東アジア食文化の普遍性と地域性
第1部 近代以降の朝鮮半島の食―歴史の視点から(韓国宮廷料理の過去・現在・未来;境界と混淆―植民地時代(一九一〇‐一九四五)朝鮮半島の三重食卓
料理書の近代)
第2部 地域から見た食文化(平壌地域の飲食文化研究;安東チムタクの発明・拡がり・再活性化;料理家の私的食卓史―日本生まれの韓国人の食における越境、変化と回帰)
第3部 食のグローバル化(朝鮮半島の食の経済―過去から現在、そして未来へ;韓国食文化の変遷―過去と現在、そして、未来)
総括 朝鮮半島の食の中核にあるもの
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
5
☆☆☆★★ 韓国料理と一言で云っても、時代の流れの中で日本やアメリカの影響を受け変遷を重ねてきていた。 本書の領域からは外れるけれどもそれは日本の食も同じだろうと思う。伝統を守るのも大切だけれども変化していくこともまた大事な気がしました2024/05/01
ちり
1
韓国の場合、汁物とキムチがないと食事として成立してないと見做されるが、インスタントラーメンは麺+汁の扱いになってあとキムチがつけばOKになる、という話が面白かった。だからインスタントラーメン大国なのか(そうすると、わりとみんなラーメンの汁はしっかり飲むのだろうか?)2024/12/05
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