出版社内容情報
宮廷料理、料理書、安東チムタクなど、独自の発展を遂げる韓国・北朝鮮の食文化の変遷を豊富な資料をもとに読み解く。2022年度「味の素食の文化フォーラム」公式本。
内容説明
歴史・地域・グローバル化の3つの視点から、東アジアにおける朝鮮半島独自の食文化に迫る。
目次
序章 東アジア食文化の普遍性と地域性
第1部 近代以降の朝鮮半島の食―歴史の視点から(韓国宮廷料理の過去・現在・未来;境界と混淆―植民地時代(一九一〇‐一九四五)朝鮮半島の三重食卓
料理書の近代)
第2部 地域から見た食文化(平壌地域の飲食文化研究;安東チムタクの発明・拡がり・再活性化;料理家の私的食卓史―日本生まれの韓国人の食における越境、変化と回帰)
第3部 食のグローバル化(朝鮮半島の食の経済―過去から現在、そして未来へ;韓国食文化の変遷―過去と現在、そして、未来)
総括 朝鮮半島の食の中核にあるもの
資料