出版社内容情報
日々の暮らしの中で、思考は記憶と現在を行き来する──。人生という旅の途上での思いや出来事を、五木寛之が柔らかな筆致で綴る。人気エッセイシリーズ、ついに完結。
目次
第1部 身体への旅(人と語るも難きかな;腺病質人間の面白健康法;ふたたび歩行のすすめ;寒さの夏に思い出す;言わずもがなの事 ほか)
第2部 時間への旅(時代は変わるよ、音もなく;虚像と実像のあいだに;方言の響きをなつかしむ;菊池俊輔さんのこと;不要不急の旅なれど ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
176
五木 寛之は、永年に渡って読み継けている作家です。全三部作、700頁弱、完読しました。著者は今年90歳になりましたが、今だに手書きで普通に書いていることが凄い。著者には100歳まで書き続けて欲しいと思います。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b633615.html2023/12/24
mariko
1
最近出版された五木さんのエッセイ集、日常雑記。 これはⅢなので、前の2冊も読もう。 今は90歳を過ぎているとのこと。2024/08/13
三浦正
1
五木寛之(現在91歳)の随筆雑文集のたぶん最新刊(2023.11.22初版 平凡社)だろう。 90を超えた頃までの最近5年間の地方新聞紙連載文のようだ。高齢者の私には すごく関心のある健康問題が多く(第1部 身体の旅)読みやすい文章あっという間に読了。 子供の頃から歩くことは好きで重視してきたようで、変形股関節症とかで杖が必要となったのは極最近のようだが、それでもエレベーターに頼らず仕事場ビル5階?の階段往復を日課としているという。 現在75歳の自分の健康状況と比較だが、凄い人だと思う! 2024/04/26
norio sasada
0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/1b21d944e83a9f6afbd786a5bf0d65e2 https://note.com/norio0923/n/n849fc18f2ec32024/09/30