出版社内容情報
日々の暮らしのふとした瞬間を切り取ったエッセイ集第2弾。誰もが「人生百年時代」という地図のない旅を前にしている今、90歳を迎えた著者が新たな視点で日常を見つめ直す。
内容説明
過去、未来、そして現在。追憶や回想はいまを生きるバネとなる!
目次
第1部 身辺への旅(靴下の穴の思い出;笑いの渦のなかで;杖より転んだ時のワザ;いつかのどかな日に;歯は抜けても舌は残る ほか)
第2部 追憶への旅(父親のことを思い出す時;イスファハンの涙壺;こんな本を読んできた;再・学問のすゝめ;ワッペイくんの失敗 ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
176
五木 寛之は、永年に渡って読み継けている作家です。今回は7月に読んだⅠに続いて第二弾Ⅱです。著者と石原裕次郎の生年月日が全く一緒だと初めて知りました。石原裕次郎が亡くなったのは大分前ですから、著者が長生きな訳ですね。次回Ⅲも読んで三部作完読したいと思います。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b627129.html 9月は本書で読了です。2023/09/30
たつや
4
北国新聞等の地方紙に長年連載されたエッセイを纏めた本です。因みに、私が読了したのはⅠの方です。御年九十歳位の先生は、随筆でなく、エッセイを使われる。束の間の息抜きになれば、と、仰るとおり、電車の待ち時間、トイレ、喫茶店、公園で、1〜2日で読了したが、これが、とても面白く読めたのでした。流石、五木寛之!と感心した。 2023/06/27
mariko
1
これで3冊読み終えた。2024/09/28
Takahide✈Yokohama
1
「地図のない」とは人生や時間を遡るといった意味で、本書は旅行記ではなくエッセイ(本人は否定しているが)です。『百寺巡礼』等の著書があるので旅行記かと思って読み始めたので当ては外れたけれど内容は面白かった。2024/06/15
星辺気楽
1
痛快。共感。2024/05/15